将棋の棋士である谷川浩司九段が語っていた言葉
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私は、一人一人が持っている運の量っていうのは
平等だと思うんです。
そして、運が悪い人というのは
つまらないところで使っているんじゃないかと思うんです。
将棋の棋士を見ていると
例えばトップクラスの棋士が
やっぱり一番将棋に対する愛情、敬意を持って接していますね。
対局前の一礼にしても
羽生善治さんをはじめとするトップの人ほど
深々と礼をするんです。
その姿勢は相手が先輩でも後輩でも変わらない
そして対局後に
「負けました」というのは一番辛いですけれども、
それもやっぱり強い人ほどハッキリ言うんですよね。
将棋も囲碁も先を読みますが
どんなに頑張っても読み切れない部分があります。
そういう最後の最後、
一番大事なところで運が残っているかどうかというのが
非常に大事だと思うんです。
ですからどんな対局であっても
与えられた条件で最善を尽くして
運を味方につけることが大事です。
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運を味方につける人は、基本に忠実
神様はそういうところを見ている