一体、何度言ったらわかるの!
ビリギャルを現役で慶応大学に合格させた
坪田先生の実験によると、平均532回
人は、言葉だけだと
正しく理解するまでに、これだけの回数を要するわけです。
では、もっと効率よくするにはどうするか?
それが、これ。
やってみせ 言って聞かせて させてみて
誉めてやらねば 人は動かじ
山本五十六氏の有名な言葉です。
おわかりですか?
532回をより少なくする方法は
やってみせることです。
坪田先生が行った実験の一つに
子供たちに「四角形の上に三角形を描いてみて」と課題を与えたそうです。
子供たちの回答は
四角の上に三角形を描いたり、
四角形の中に三角を描いたり、
立体的に描いたりといくつもパターンがあったそうです。
つまり、「言葉(=記号)」だけでは
人それぞれに解釈するので、アウトプットも違ってきます。
しかし、「やってみせる」と映像としてイメージでき
アウトプットにズレがなくなります。
「何度言ったらわかるの!」は
「わかっている人」の言葉
自分はわかっている(映像化している)から、
相手もわかってくれる(=映像化できる)だろうと思い込んでしまう。
言葉だけで伝えると、平均532回必要
見本を示すと、2~3回で伝わるそうです。
そう考えると、
山本五十六氏の言葉も
なぜ、最初に「やってみせ」なのかが理解できますね。
何度言ったらわかるの!
と、イライラする前に
見本を提示することから始めましょう。
見本を提示できない場合は、
532回我慢しましょう。