8 月に入り、
太陽もより一層燃えていて、
各地で猛暑日が続いています。
先日、浅草を歩いていたら
雷門前は、多くの外国人で賑わっていました。
ここ、雷門前には多くの人力車が止まっていて
車夫による客引き合戦が繰り広げられています。
これだけ外国人が多いと
メイン顧客も日本人ではなく外国人。
さまざまな国の言葉で
値段、時間、メリットを説明しています。
英語はもちろん、中国語や韓国語
相手がインドネシア人だと分かると
多分、インドネシア語で流暢に説明が始まります。
外国へ行くと
お土産屋さんが声をかけてきますよね。
「しぇんえん（千円）、しぇんえん」って。
以前、トルコへ行った際
市場のお土産屋さんから声をかけられました。
「しぇんえん、しぇんえん」と。
何ヶ国語で料金を説明できるのですか？
と質問すると、
日本語
英語
中国語
韓国語
イタリア語
フランス語
とあらゆる国の言葉が出てきます。
そして道行く外国人を見つけては
その国の言葉で話しかけるのだそうです。
すごいなぁ！
商売の基本を見せつけられたことがありました。
今、日本でも同じことが起きているんですね。
さて、
個人的には暑さは苦手ですが
日本各地で夏祭りが開催されており
新潟県の長岡花火や東北まつりが
盛り上がりを見せています。
特に 8 月 2 日、3 日行われる長岡花火には
私も 3 回ほど添乗したことがあります。
道路規制が始まる夕方前に
会場へ到着していなければならず
花火が始まるまでの数時間、
直射日光をもろに浴びながら待っていたものです。
（これが辛いのなんの…
早く打ち上げてくれ！と心の中で叫んでいました）
花火を協賛する企業や団体には、
打上げ時に企業PRがアナウンスされるのですが
個人の思いを込めた花火を
長岡の夜空に打ち上げることもできます。
数年前、
新聞の朝刊に読者が投稿した記事を紹介をします。
タイトル：長岡の花火に元気づけられた
故郷の新潟県長岡市であった花火大会を
約 10 年ぶりに見ました。
もともと空襲で亡くなった人の
慰霊の花火大会なのですが
進化し続け、全国からたくさんの人が集まります。
始まるとすぐにメッセージ花火がありました。
「東北の震災で亡くなったフィアンセのお母さん、
結婚します。
空に向けて花火で報告をします」
このメッセージを聞き、涙が出ました。
人々が幸せになるために打ち上げられる。
こんな使い方があったのですね。
この記事を読んで、
改めて旅の効用について考えました。
旅にはリラックス効果や
リフレッシュ効果がありますよね。
温泉に入って、日頃の疲れを癒やし
美味しいものを食べて
「幸せ～」って、目を細めながら言うのも悦。
どこに泊まった
何を食べた
どこを見学したエネルギー
こういった、
記録に残る旅ももちろん大切ですが
出会い、感動、学び、発見といった
記憶に残る旅こそ、旅の本質だと思います。
2018年夏休み
記録と記憶に残る旅がしたいですね。