こんにちは~fukuchinⅡです(^^)

 

長梅雨対応企画第2弾です、引き続き投稿させていただきます。

 

本日はこちら・・・

 

旧帝国陸軍の97式中戦車です。

細い履帯に小さな砲塔、短い主砲と鉢巻のようなアンテナ? 当時の他国戦車

と比べるとなんともひ弱で情けないイメージしかありませんが、これでロシアや

東南アジアで歩兵支援として闘っていたのでしょう。

BT-7やM-4シャーマンと攻防した可能性はありますが、対戦車戦は無理だっ

でしょうね。

快速戦車BT-7もリベット装甲で接続部が隙間だらけで歩兵が投げつけた火炎

ビンで火が中に入り炎上していたらしいですが・・・(余談でした)

 

しかし、組上げて眺めていると、砲塔は別として実に洗練された車体ラインをし

ていてそこそこカッコイイじゃないかと思えるようになってきました(^^)

 

さて前置きはこれぐらいにして、早速可動化RCに挑戦しましょう。

多少小さな車体(長さは3号戦車くらい幅はもっと狭い)でも1/35なので加工は

やりやすそうです。

 

早速シャーシの加工です。サスアームやその周辺のモールドをニッパーでガ

シガシとむしり取って行き、ヤスリで凸凹を修正します。

当然ティーガーⅠの時と同じく、車軸アーム軸位置のマーキングは忘れない

ように実施しています。

 

 

凸凹を削った状態です。

サスアームは結構複雑なピボットを持った構造なのですが、その造形を取っ

てまい単純なプラ棒をサスアームにするのでチョット残念な気がします。

 

この車両のサスは非常に変わった面白い構造をしています。

6個の転輪のうち前方と後方はスイングアームを車体側面に取り着けたコイル

スプリングをピボットを介して引っ張り側での反発力を得ています。

よってこれは模型ではトーションバー式にします。

中4輪は2輪ずつがボギー式(天秤状)になっており、そのセンター軸がスイング

アームに取り付けられており、このスイングアームはピボットを介して、車輪すぐ

上に着けられたシリンダーのような部品(中にバネかショックアブソーバーがある

のか不明)につながり反発力を得ているようです。

ボギー自体はフリーのようでシャーマンや4号戦車のような構造ではありません。

よってこれは、同じくトーションバー式のスイングアームにボギーセンターを着け

るという形にします。

 

サスアーム4本分×2のトーションバーサスアームを取りつけします。

基本的にティーガーⅠとやり方は同じです、ただ前2本はトレーリング状態

後ろ2本はリーディング状態となります。

 

直角に曲げたピアノ線をプラバンで固定していきます。

 

車輪を取りつけします、中4輪はボギーの中心に0.7mmの穴をあけ虫ピンで

サスアームに取付ます。

前後輪はティーガーⅠと同じく軸に丸棒を接着し0.7mmの穴をあけ直し虫ピ

ンでサスアームに取付ます。

 

転輪が完成しました、非常に面白い複雑な動きをします。

 

ギヤボックスは実はラングの時と同じようにタミヤの標準ミニモーターギヤ

ボックスを買ったのですが、シャーシ幅が40mmと細身なため取付不可能

でした。

しかたなく、またまた自作ギヤボックスを作成しました。

 

 

RCメカはWishという通販業者からC国製の送信機・受信器セットを2セット購入

しました、アメリカの業者のようですが、現在C国とアメリカが火花を飛ばしてい

るので到着するか心配でしたが、大丈夫でした(あーよかった)

因みに2セット千円強の値段で非常に安いです。

当初真ん中の丸いボタンが電源スイッチで右・左の2CHと思っていましたが、丸

いボタンは3CHのコントロールボタンでした、ティーガーⅠ同様に砲塔回転をで

きるよう先々改良していくつもりです。

 

RC受信機を後方に取付ました。

電池は単四電池3本を受信機の上に置いても上部シャーシのスペース的に

余裕はあるのですが・・・

 

3.7V150mAhのリポバッテリー5個+充電器セット(ドローン用)を購入していたの

でこれを使うことにしました。

ただ、受信機は4V~6Vでの使用となっていましたが、実際動かしてみても何ら

問題なく動いています。

 

 

さて最終的にサスの効き具合を確認しているところです。

ボギー部分が上下に首を振る動きと

ボギー全体が上下する動きの2倍欲張りなサスの動きをするので、どんな地形

でも追従性がよさそうです。

技術大国のドイツ戦車でもお目にかかれない非常に楽しい構造です。

fukuchinⅡはこのサスの動きを見ながらニヤニヤして、しばらくの間満足そうに

サスの動きを楽しんでいました。

 

さてテスト走行させてみると、ボギー転輪の回転が若干抵抗があり重い時がある

ので、履帯に食い付いたままボギーが反転してしまう事態となりました。

ボギー転輪にグリスを塗ったりCRCを少量たらしたりして多少はスムーズに回転

するようになりましたが、たまーにこの現象が起きるのでみっともないですが、プラ

バンを取りつけて反転防止プレートとしました。

 

妄想の世界ですが、短い砲身は情けなさすぎると思い長砲身に改造してみま

した、まあそこそカッコいいんじゃないかと自己満足しています。

しかし、全体的なスタイリングは悪くないと思うのはfukuchinⅡだけでしょうか?

リベット止めで武骨さはありますがもドイツ戦車の重甲な武骨感に比べて、ス

マートな武骨さと言う感じで決して悪くないなと思いました。

 

まだ小さなところが未完成ですが、塗装後の実働ビデオもティーガーⅠと合わ

せたところで後日紹介したいと思います。

 

 

記事継続して以下動画です。

完成後の97式中戦車 チハたん の動画宜しくです。

自分的には最高傑作かなと思っています、まあ改造するたびスキルアップしている

実感があります。

更なる高みを目指して頑張ります。