私の好きな寺山修司の詩を紹介します![]()
あなたに/寺山修司作
書物のなかに海がある。
心はいつも航海をゆるされる。
書物のなかに草原がある。
心はいつも旅情をたしかめる 。
書物のなかに町がある。
心はいつも出会いを待っている。
人生はしばしば書物の外で、
すばらしいひびきをたててくずれるだろう 。
だがもう一度やり直すために、
書物のなかの家路を帰る。
書物は、家なき子の家。
そしてまた、現実に戻っていろんな経験から学んで・・・
現実の中で、
本からの知識が崩れても、
その上にまた新しい私の視点が築かれていく。
そしてまた、本の中に身を置いて
また現実を生きる。
その繰り返しの中で
私の中のこころが深くなっていくんじゃないかなって思っています。
そんな思いを、上手く言葉にしてくれているような気がして
この詩がとても好きです。








