「手当て」はいつでもできます!

そして、

「手当て」はどこででも出来ます!

 

そんな便利な「手当で」すが、

今回は、

「手当て」の感覚を敏感にする方法をご紹介します。

手当てを行う時に何より大切なのは、

「リラックス」するのが重要です。

 

 

相手に触れる時には、

そのタイミングが非常に大切で、

相手の履く息と共に触れるととても自然で無理なく触れることが出来ます。

例え痛みがあるような過敏なところでも、

吐く息と共に触れると相手の抵抗を受けずらくなります。

 

野口整体では、

整体の大切な要素として、

「機」「度」「間」「息」「型」と言うのがありますが、

この中でも「息」をとても重要視します。

 

相手の体に触れたら、

手のひらに意識を向けて手のひらから息を吐くつもりになります。

つまり、

手のひらを通して相手の体を感じます。

 

しばらく手のひらを通じて相手のお体を感じていると、

呼吸が深くなってきます。

触れている体の感触もなじんだような感触になります。

 

 

いつでも「手当て」のできる手を作る方法

 

手のひら自体の感覚を高める方法として、

合掌行氣法と言うのがあります。

 

「行氣」(ぎょうき)とは、

自分に愉氣(意識を向ける)する事です。

 

合掌した手のひらに意識を向けます。

意識を向けやすくするために、

手のひらで呼吸をするつもりになると良いでしょう!

慣れてくると本当に呼吸をしているような感覚になります。

 

合掌した時に、

中指が眉間のあたりに来てなおかつ、

水落が緩んでいる所に合掌した両手を置きます。

(なるべく手首、肘、肩の力を抜いて下さい)

 

私が整体を習い始めた時に、

この合掌行氣法を習いましたが、

「プロになりたい人は、一回30~40分を毎日、半年間行うように!」と言われました。

一日休んだら1から数え直しです。

 

すると、

ある時期から手のひらの皮がむけてきます。

手の皮がむけたら、ようやく猿の手から人の手になったと言う訳です。

 

とても手のひらが敏感になり、

手当ての感覚がとても的確になります。

(熱い湯飲み茶わんが持てなくなるという欠点がありますが…)

 

最後に、

日常で「手当て」の感覚を高める方法をいくつかご紹介しましょう!

・芸術に親しむ

・自然に親しむ

・瞑想

・自動運動(活元運動)

(芸術に親しむことですが、

特に時間的芸術である音楽が有効と言われております。

整体の名人と言われる方たちは、

全てクラッシック音楽に精通していると言われているからです)

 

とは言え、

「習うより慣れろ」です。

日常の中で触れる機会をできる限り多く持つようにしてください。

しかも、

楽しみながら行うのが何よりの近道だと思います。

 

氣道協会では、

「手当て」に興味がる方のために、

この様な講座を用意しましたので、

よろしかったらのぞいてみて下さい!!

https://resast.jp/page/consecutive_events/32805