起きれたどー!
今日は起きることができました♪
昨日は子供達を寝かしつけてそのまま撃沈。
春ってなんでこんなに眠いのでしょう……。今日も危うかった……。
さーてと!
本日のおさらいだ!
けーちは今朝、「ようちえん、いきたくない…。」と言い出しました。
起きてからの表情を見ていたら、やっぱりそう言い出すなぁとわかりました。
ねぇ、けーちゃん。今日は、お誕生会だよ♪ケーキ食べれるし、それに、お昼上がりだよ。帰りには(仲良しの)なーちゃんとお昼ご飯もってスポーツセンターに行くよ♪
と、楽しいことをずらずらーっと並べ立てたらしぶしぶ重い腰を上げ、トイレへいき、靴下を履き、そして幼稚園へと出発をしました。
ふと暗い顔付きになる我が子を眺めていると、私まで気持ちが沈みがちになります。
しかしけーちは、「もう幼稚園には絶対に行きたくない」とは言っていません。
目の前のハードルはまだまだ低く、ちょっとした手助けでひょいと乗り越えられるはず。
子供の気持ちの強さ、けーちの潜在能力を信じるしかない。
私が明るく背中を押してあげよう。
年長さんになり、迎えに行く時間が今までより少し遅くなりました。ちょうどお昼くらいに幼稚園に着くと、尊敬するなおくんママが既にいて、私はだいこを連れ小走りでなおくんママの側へ行きます。
快活で前向きななおくんママは、お喋りしているととても気持ちが良くなる、素敵な女性です。
私はなおくんママにぼやきました。
あのね、けーちが幼稚園に行きたくないって言い出してね……。
あれこれあれこれぐだぐだぐだぐだ私はぼやくぼやく。
しかしこの人。
こういうことでも一言一句聞き逃すことなく、まっすぐこちらを見ている。私を理解しようとしてくれているのがわかります。
このう!惚れてまうやろー!
すると、
「うちもね、そうなの。」
えっ?
「うちの子もね、実は昨日、初めてサッカーに行きたくないって言い出してね。」
えっ?
ママさんのお子さんのなおくんはサッカー少年。ちっちゃい頃から地元のクラブで頑張るクラスで一番の俊足、体操の授業では一人、ずば抜けた存在です。
私はそんななおくんに、憧れを持っていました。見るからに垢抜けたその走りを眺める度、その自信に満ちた表情に触れる度、けーちもこんなふうだったらいいのにな…と思っていました。
ほらね。また我が子を比較している。
だめだなぁ……。バカだなぁ私は。
そんななおくんのちょっと切ない話を聞きました。大好きなサッカーの練習に行きたくない。どうして?って聞いても答えてくれない。励ましてもなかなか気持ちが上に向かない。クラブできっと何か引っ掛かることがあったのだと推測するけれど、言わない。
……結局それからなおくんは、頑張って練習に行ったそうです。
そうかぁー。そんなことがあったんだー。
ママさんとお話ししていて、以前からわかってはいたのですが、……なおくんとけーちは、どこか似ている……。
何かを始める前に考えすぎて、なかなか飛び込めないでいる慎重な性格が、とても良く似ています。
私は思いきって、
今度、二人を遊ばせてみない?うちに遊びにくる?
と聞いたら、
「行く行く♪」
とママさん速答。
よおーし!引っ込み思案対決だ!
なおくんに仮面ライダー地獄を味わわせてやるー!
公園でサッカー教えてもらうぞー!
それからお昼ご飯をもって、スポーツセンターへ遊びに行きました。
思いがけず沢山のお友達と合流して、賑やか賑やか♪
みんなととりあえず遊ぶけーちを眺めながら、仲良しママさんのみおちゃんに、またもや私はぼやくぼやく。
みおちゃんはつつましやかに私のフルぼやきに耳を傾けてくれて……
このう!惚れてまうやろーー!
なんだなんだこの聞き上手ぶりはー!?
ホステスみたいじゃねえの。
話し相手が見つからなくてポツンなけーち。
でもね、ママにはその気持ちがよくわかるよ。
だってママにもポツンな時があったもの。
でもね、話を聞いてくれるお友達はきっといるよ。そんなお友達が見つかったら、今よりもっともっと毎日が楽しくなるから。
だから頑張ろう。
自分から何かを始めなくちゃ。
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