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Fukuの散歩道

気の向くまま 心の向くまま カメラを手に 綴ってみたい

風は心 気は空 いずこへ向かうか

 前回でキャラクターを設定・配置してきたが、今回は、これに動きを与える命令語・コマンドのブロックを設定・配置します。

  作業を行うにあたり、前回でAlice 3の終了時に、作成したプロジェクトを保存して終了していた場合は、今回の起動画面で表示される「プロジェクトの選択」というウインドウから、「マイプロジェクト」タブや「最近使ったプロジェクト」タブを開いて呼び出してください。

 前回に引き続いて作業を行う時は、下図のボタン「コードの編集」をクリックしてCode Editorの画面に切り替えてください。

 

 下図の様に、Editorセクションは、「myFirstMethod」タブが開かれています。Methods Panelセクションにコマンドのブロック群が見えています。この中から目的の動きに必要なブロックをドラッグ&ドロップしてEditorセクションに配置していくという繰り返しが大まかなプログラミングの流れです。

 下図で見えているコマンドのブロック群は、前回設定したキャラクター「 akira 」に動きを与えるためのコマンドとなっています。それは、Methods Panelセクションのタブの上に「 this.akira 」と表示されていることで分かります。その表示の右端にある▼マークをクリックするとプルダウンで、設定した複数のキャラクター名やギャラリー名やカメラ名が表示され、それらを選択することにより、コマンドの表示を切り替えることができます。

 さらに、二足動物、四足動物の各関節や左右の目を動かすコマンドのブロック群もあります。

細かな動きを与え、表情を与えて情感を演出することが可能なのでしょうが、私は未だその域には達していません。

 

 それでは、命令語・コマンドのブロックを設定・配置していきます。 Methods Panelセクションのタブの上に「 this.akira 」と表示されていることを確認して、下図のコマンドブロックをEditorセクションにドラッグ&ドロップします。

 これは、akira  move  direction  amount というコマンドで、「akira」「動く」「方向」「量」を設定することになります。ドラッグ&ドロップすると、下図の「direction」のプルダウンメニューが開かれます。

この内から、動かしたい方向を選択します。選択すると次の様に「amount 」のプルダウンメニューが開かれます。

「amount 」のプルダウンメニューから「少数の設定...」をクリックすると、下図のテンキー(数字キー)が表示されるので、設定したい数字を入力して「OK」ボタンをクリックする。

 

 

このように、ここでは設定してみる。

 では、実際にどの様に動くのか、確かめてみます。「Camera View」セクションにある「▶︎ 実行」ボタンをクリックします。どうですか?画面が「実行」ビューとなり、キャラクター「 akira 」が前進しましたね。

 それでは、次に、もう一度同じコマンドブロックをEditorセクションにドラッグ&ドロップします。そして、下図の様に配置・設定します。

 では、もう一度どの様に動くのか、「▶︎ 実行」ボタンをクリックして確かめてみます。

どうですか?後進する量が増しました。

 さらに、もう一度同じコマンドブロックを下図の様に、Editorセクションにドラッグ&ドロップします。

 そして、今度は「direction」のプルダウンメニューから「LEFT」を選択して、「amount」を10.0にして、「▶︎ 実行」ボタンをクリックします。すると、どうでしょうか、「 akira 」は左手方向に動き、見えなくなってしまいました。これは、カメラの撮影範囲から外れたということです。「 akira 」をもう一度見えるようにするには、カメラを右へ動かすか、「akira」を右手方向に動かすかして、カメラの撮影範囲内へ入れることが必要です。つまり、「 this.カメラ 」と「 this.akira 」とは撮り、撮られるという関係なのです。ということで、カメラを早速動かしてみましょう。下図の様に配置・設定してみましょう。

Methods Panelセクションのタブの上の「 this.akira 」と表示されている右端にある▼マークをクリックして、「 this.カメラ 」に切り替えるのでしたね。そして、上図の様に配置・設定して、実行します。再び、撮影範囲に入ってきました。

 それでは、先ほどの「 this.カメラ 」のコマンドブロックにカーソルを当て指ポインターになった位置で右クリックする。すると、下図の様なプルダウンメニューが現れるので、チェックの入っている「有効か」にカーソルポインターを当てると、反転色となるのでクリックする。

 

すると、下図の様になり、コマンドが無効化される。したがって、実行すると、「 this.カメラ 」のコマンドブロックが配置・設定される前の動きとなる。

 次に、下図の様に、「this.akira  move  RIGHT , 10.0」とコマンドブロックを追加し、「詳細を追加」クリックする。

下図の様に開かれたプルダウンメニューから「duration」→「10.0」と選択して実行する。

「 akira 」はゆっくりと「 akira 」の右手方向へ移動してくる。

不要となったコマンドブロックは、Methods Panelセクションにドラッグ&ドロップするか、もしくは、コマンドブロックにカーソルを当てた指ポインターの右クリックから「削除」により、Editorセクションから削除することができます。