皆さんの周囲には、メンタル不調で休職している人はいますか?
厚生労働省の調査によると、「過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1カ月以上休業、または退職した労働者がいた事業所の割合は10.1%で、前年比0.9ポイントの増加となった。」(2021年労働安全衛生調査(実態調査)より)とのことです。
もちろん従業員数が増えるほど、そのメンタル問題が発生する確率は高くなります。
さてこのメンタル問題、どのような要因で発生するのでしょうか?
NIOSHの職業性ストレスモデルによると、以下の4つが挙げられています。
・仕事のストレス要因・・・仕事の負担量・質、職場環境等
・仕事外の要因・・・家族、友人関係等
・個人要因・・・性格、価値観等
・緩衝要因・・・上司、同僚、家族、友人からのサポート等
これを見ると、メンタル問題は複数の要因が影響していることが分かります。
では、皆さんの職場ではどのような受け止め方をされているでしょうか?
よくあるのが、「メンタル問題は個人の問題であり、職場側の問題ではない。」という受け止め方です。
しかし、前述のモデルでご紹介したとおり、個人要因はいくつかある要因の1つでしかありません。
むしろ職場としては、「仕事のストレス要因」や「緩衝要因」をどのように設計し、メンタル問題を予防・対策するかが重要です。
中には、メンタル不調での休業や退職が繰り返し発生している職場もあると思います。
典型的なのは、パワハラ管理職(例:クラッシャー課長)によって発生するメンタル不調です。
このような悪い意味での再現性が認められる場合は、個人ではなく職場側の問題として受け止め対策をとる必要があります。
例えば、「マネジメントや働き方・働かせ方」「職場の種々のルール(就業規則や評価制度)」等です。
遠回りのようですが、ここまで取り組むことでようやく、「働く人と職場、両方が健康になる」と思っています。
皆さんの職場では、いかがですか?