悲しみに色があれば 

何色とも言えるが、 

たとえ色が言えたとしても 

絶えず変わり行くので 

何色とも言えない。 


 寂しさは、 

薄氷の下に流れる冷たい水のように、 

じわーと表面に溶け出すときもあれば、

氷のヒビ割れた隙間から流れ出てきたりもする。 


まだ3ヶ月も経っていないんだから

当たり前だとしても 


この悲しさと寂しさはどうにもならない。 


 🌿 🌿 


 思えば 

私は人並みに色々と間違いもあったし、

苦しい時期も、


けれども総じて、 

都度、きり抜けながら 

なんとかやってこられたのも

夫の存在が大きかったと思う。 


 総じて 

私は運良く 

幸せな人生を送って来たと思う。 


けれども人生の最後の最後、 

夫は先に旅立ち 

私に大きな試練を残してくれた。 


これも幸せ人生のツケが回って来た 

と思えば 、

思えなくもない。 


ならば
今度こそ一人で切り抜けるしかない。 


 一人なんだから。 


夫はもういないのだから、

自分が試される


 生前、
夫は何も私に言い残さなかったけれど、 

 今は聞こえて来る。 


「できるよ。やって見ぃ」 


 🌿 🌿 


 話は変わって。 


お通夜の時からじゃなかったかと思う。


背中を丸めて床にへたり込んで
接客することが続いてきた。 


ほとんど習慣になり、 

今じゃ立ち上がっても 

腰が伸びず、 

絵に描いたような 

腰曲がりの婆さんになってしまった。

 

眠くないので
いつまでも夜は起きていて、 

朝も遅い。 

お腹も空かない。 

おかげで、やっと標準体重に戻れて 

嬉しいには嬉しいが 

やつれ感が満載。 


これじゃヤバイと思って 

今日はプールに行ってきた。 


何事も自分を律していた夫の垢を 

少しは煎じて飲まなくては、 

と思い立ったのである。 


 張り切って受付に
回数券を出したら 

とっくに使用期限が切れていて 

3枚も残っていた。 


なのに受付のお姉さんが、 優しくて 

4月末までに期限を(丁寧に手書きで)
延長してくれて、 


あと2回来てくださいね〜とまで、、、


どうしてこんなふうに優しいんだろう。

杓子定規の、このご時世に。 


こんな人情に触れると

嬉しさとありがたさで幸せになる。 


こうして、 

ともかくも生きていけば 

 独り立ちも
そのうち
可能かもしれない。 


夫がとても好きだったアグレガダム。
数年ぶりにたくさんの花を咲かせてくれました。

 🌿 🌿 


 足掛け5年、夫の病気をネタに 

時々の喜怒哀楽労苦を

ブログに綴って来ました。 

 記憶はおぼろげになってしまうものですが 

 こうして記録しておくと 

確かなものとして残ります。 

ブログ、書いてきて良かったなと思います。 


 時々の情景がくっきりと思い出され 

映像のように甦ってきます。 


夫と過ごした最後の5年間は 

これからも生きていかなければならない私の支えです。 


 🌿 🌿 


最後のブログとしては 

散漫で
中途半端となりました。 


これが今の私なのでしょう。 


ブログは
今日の更新で終わりにします。 


 同じ病気の方がいらして、 

読んでもらえるというのは 

大きな励みとなりました。 

書くことで気持ちの整理に繋がりました。 


 これまでお付き合いいただいた皆様、
長い間ありがとうございました。 


皆様の治療が、どうかよい方向に進みますよう祈っております。 


それではこれにて 

皆様、 


さようなら。