ふうきです。
サレ妻時代、私は夫を失いたくないばかりに現実を見るのが怖かった。
もう1ミリも愛されていないことを認めたくなかった。
不倫で惚れた腫れたをしている人達は、ドラマの主人公さながらで、サレ妻はモブキャラに成り下がっているのに、だ。
むしろ、二人の愛を邪魔をする、よりドラマティックな刺激を与えるスパイスでしかない。
燃え盛る二人から見たら、人権すらないのかも知れない。
それなのに、サレ妻の私は現実を把握できない、いや、したくなかったのです。
無価値感・見捨てられ不安がますます増長され、プライドもかなぐり捨てて、しがみついていました。
あとあと、何を後悔するかといえば、プライドを捨て良妻賢母をしていた自分。
自分の気持ちに嘘をつき、自分が悪かったとばかりに自分を責め、自分が変われば夫が戻って来ると信じて奴隷に成り下がっていた、その自分こそ握りつぶしたくなるほど嫌になりました。
私には弱い一面があったのだと、一つの経験として、おさめるしかない。
たまに思い出すと胸がチクっとします。
どのような局面でも自分で自分を裏切るような事は二度とすまいと思っています。
当時、浮気問題、不倫問題専門のカウンセラーさん(複数)にお世話になりました。
話しを聞いてもらえた以外、ほとんど意味はありませんでした。
そもそも、他者の気持ちを変えるチカラなんて誰にもない。
結局は自分で考え行動するしかないし、正解なんてものもありません。
誰かに自分の選択を決めてもらおうなんて、甘い考えだったなと思います。
できる事は自分の思考と行動だけ。
自立した精神と健康な体が最強だと思います。