父と母で選んだという、
昔の女優写真の遺影。




母が旅立って、
何よりも心配なのは
やはり残された父。


この歳の男性ならまず普通は
家のことを心配するだろうけど、
娘2人よりよっぽど女子力?高い父は
家事・料理の心配は基本ない。



それよりもっと単純な、
母を失った悲しみ。果たして彼が
それに耐えられるんだろうかと。

一番近くにいたからこそ、
もっと早く…とか、
あの薬やめなければ…とか、
自分の後悔も拭いきれないようで、
たぶん娘たちがいたりして
バタバタしてるうちはまだしも
夜1人にでもなったりしたら
きっと辛くて辛くて
どうしようもなくなるんじゃないかと
本当に不安になります。



こういう時近くに住んでれば、
チラッと週末寄ったりとか
孫の元気な顔見せてあげられたり
するのにと思うと、
また私ももどかしくて悔しい。。




ただ、だからって
近所のおばちゃん達なんかに
様子見てもらいたいかというと
それはまた違う。


もともと家族以外の人との関わりを
極端に嫌がる夫婦で
(仕事は別、父も友達は多いけれど)
病気のことも徹底的に伏せ、
火葬も3人で済ませたし、
母の遺志で静かに見送れました。


ただどうしても訃報を受けてしまうと
電話がきたり
弔問に来たりと
静かなままではいられない。
それが父も苦痛なようで。


相手側は、
残された父を案じたり、
母へのお礼を述べたがったり
色々あるのもわかるけど、


“今はそっとしておいて”


ってこういうことか・・
と当事者になって身に沁みました。



死因だなんだ聞かれてしまうと
答えないわけにはいかないし、
またそれを話すことによって
こちらが忘れたい現実が
嫌でも思い出されて悲しくなる。
親戚、従姉妹関係の電話は
姉がほとんど対応してくれたけど
電話のたびに涙こらえていて
見てる方が辛かったです。



私はもう自宅に戻っていて
父のそばで助けてあげられないけど、
どうか(今の父にとって不要な)
電話や弔問が1件でも少なくあるよう
心から願います。





・・・と、前置きもなく
思いの端々を書き連ねました。
壮大なひとりごとを
読んで頂きありがとうございます。


母を直接知っている人は本当にわずかだろうけど、
ブログでも昔からのお付き合いの方には
息子幼少期の懐きっぷりとか
驚きのフットワークの軽さとか
なんとなく覚えていてくださる方も
いらっしゃるかと思います。


これを読んだこの瞬間だけでも、
そんな母のことを思ってくれたら
嬉しいです。






・・さ。


ハナちゃーん!
お母さんそっち行ったよー!!
おとも頼んだよー!!!!涙