消費者は消費者ではない | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

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集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

久しぶりの更新。

さて。会員メンバーに先月配布した[読み物]が好評だったようで、
アメブロでもUPしようと思っています。
以前にセミナーで話した事などを書き起こしたものです。

今日はその導入部分を。

かなり長いです・・・・・・





靴に40万円を使った・・という「実体験」から考えた

僕はそんなに靴マニアではない。好きと言えば好きだけど。

7月と8月で40万円くらい靴にお金を使いました。

しかも「買う気で来店」したわけではなく、
その場で購入を決めたパターン。

世間では「モノが売れない」「利益が出ない」と言われる事が多いのですが、
その多くは「売る意味」を上手に理解出来ていないケースが多く、
「売る」ということ自体が、
その方法考え自体が「時代にマッチしていない」というケースは多い物です。




靴が大大好きなわけでもないのに、なぜこんなに買ったのでしょうか?

買うつもりではなかったのに、なぜ買ってしまったのでしょうか?

ここには「儲かるビジネスに共通する”例”の法則」が潜んでいます。





例えば写真のカラフルなスニーカー。


ローラーボーイというモデルのスニーカーですが、これ16万くらいします。

高いですよね。
高いと皆さん思うでしょう。
僕の生活レベルからしても「明らかに高い」。


1万円のスニーカーが、これ1足で16足も買えちゃうわけですから。

しかし・・・・ここで考えて欲しいのです。



「なぜウチの商品、サービスは売れないのか?

他社に比べても手間ひまかけ、高品質なのに。

良いものが売れないなんて・・・・何か間違っている!」




そういった事で悩んでいるなら今からする「お話」は役立つと思っています。

マーケティングを勉強しても、流行しているSNSの使い方を学ぶ人は増えています。

facebookで売上倍増、無料集客、twitterでフォロワーを増やす・・・・
確かに新しいメディアや手法を使えば「ある程度の効果」は期待出来ます。
新しいお店には「比較的行列やお客さん」が自然に集まりやすいように。

そういった手法では「瞬間風速」の売上は確保できるかもしれませんが、
継続的な本当の意味での「欲しい売上と顧客」の獲得はできません。絶対に。


マーケティングやコピーライティングのセミナーや、
高額な講座を何度も受講したけど現実はちっとも変わらないアナタ。

これが解決策です。

では、いきます。














消費の質の変化=ニーズの変化

消費の変化。これは明らかですし、とても大切。

消費ってのが”時代”によって大きく異なってきます。

その時代に即した方法があるわけですね。


インターネットが普及した事により、
弱肉強食の世界から「適者生存」の世界に変わりました。これは凄い事です。

弱い物でも勝てる、中小企業でも勝てるようになったのですから。

ただし「適者」にならなければ勝つことは出来ませんが。
時代のウネリ、変化に適正に対処しなければ、どこかでムリが生じるわけです。

例えば食という文化だけを見ても、食の経済という書籍にも書かれているように
「時代」により「求められるもの」は異なっています。



ー胃袋を満たす時代ー

戦後はこれ。ユーザはとにかく腹を満たす必要があった。
味より胃袋を満たす事を最優先。

ここでユーザーのニーズを満たす軸は「ボリューム、そして安さ」です。

そして次の波がきます。
バブルの時代などはこれですね

それが・・・・舌で楽しむ時代です。

ユーザーはボリュームだけで「胃袋」を満たすことでは満足できない。
ユーザーの求める軸が変わってきたわけです。

そこに出てきたキーワードが「味わい」です。
有名シェフ、五つ星レストランの料理人、有名割烹店の料理長を引き抜いてお店をオープンさせればそこそこの利益と集客は約束されていました。
2003年頃くらいまではこれ。

この味わいがさらに市場を細分化します。



目で味わう時代の到来です。

料理そのものの「美味しさ」だけではなく「味わう楽しみ」

特に飲食店は「非日常」の提供がセンターピンです。


その場で「何かしらの非日常」を提供することで満足度が芽生えます。
ゆったりした時間、音楽やBGM、机や食器、盛りつけ・・・・

そう考えるとですね・・・・
ユーザーという定義自体が少し変わってくると思うのですね。

「ユーザーは何かを消費する人」という考えではなく、

「何かを生産する人」なのではないか?・・・・・と。




昨年のセミナーでもお話ししたのですが

「消費する」という行為は、ある意味「生産する」ってことなんです。

お金を使う(消費)ってことは「何かを得る(生産)」ってことですから。

そういった意味で、ユーザーは

消費者ではなく、実は「生産者」なのですね。




消費者目線っていう言葉があるけれど、明らかに間違いなんです。

消費者は確かに「モノ」を消費はしているけれど、
それと同時に「何かを自分の中で生産」しているのです。



喜び、ドキドキ、体験、美味しさ、安心感・・・・・・・・

本当はビジネスの観点からみれば消費者って言葉は誤りで、
実はユーザーは「生産者」なワケです。

そう考えると・・・

「何を生産してもらいたいか?」を考えるのが提供側にとって重要なのですね。

・どんな気持ちを生産してもらいたいか?
・どんな肌触りを生産してもらいたいか?
・どのくらいの満足度を生産してもらいたいか?
・どのような驚きを生産してもらいたいか?



「モノでなくコトを売れ」って言葉が一人歩きしています。
非常に心地いいフレーズですし、「なるほど!」って思う。
でも「表面的なこと」だけを捉えてしまうと、
実際にその「コトを売る」ってのは結構難しいと思うのです。




僕は「モノでなくコトを売る」の本質は

「消費者という言葉を使うな」ってコトだと思います。

ユーザーを消費者として捉えるのではなく「生産者として考えろ」ってことです。

皆様にはいつも言っていることですが・・・・







さて、話を戻します・・・・


目で味わうという時代の次は・・・・「頭で味わう時代」の到来です。

これはどこの人がどんな製法でどんな思いで作ったのかなー。
どんな苦労を経て、商品化されたんだろうか?
どうしてこれを売ろうと思ったのだろうか?




バックストーリーを中心に、それらを消費者が味わう時代です。

主役は料理そのものではありません。
生産者はどんな思いでどんな製法で取組んでいるのか?
どういったコンセプトで取組んでいるか?


・・・と、ここまでは前回の復習です。




では本題として冒頭の回答をしていきたいと思います。



「なぜ僕は高額な買い物をしてしまったのか?」

「売れるサービスや商品と売れないサービスや商品の決定的な違いとは?」


これを読んだら、スグにパクって下さい。



極論、これが出来れば「売れる」ということです。



<続く>