売上利益を伸ばす方法「超限定的にしてみる」 | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

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集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

僕がスーツを着て、ネクタイを締めて、朝7時におきるのが日常であった10年前。

僕の行きつけ?の主は熱狂的な阪神ファンでした。
僕はそんなプロ野球に興味もないので、どうでもいいのですが、その店に行くことが多々ありました。

ある特定のときにだけ、「あ、今日あの店に行こうかな・・・」

という心理が働いていたわけです。
ある特定の日にだけ。



そしてそのある特定の日は「満員御礼」がほとんど。
僕以外のお客も「ある特定の日」に足を積極的に運んでいたのです。


運んでいたのではなく、それは今思えば「企てられていた」「仕掛けられていた」というコトでしょう。


これはビジネス的に美しいです。
美しい集客の一つです。

「ある特定の日」にある「特定のお店」が確実に集客し儲けていることを意味しますので。



「アルトクテイノヒッテナニヨ???」
・・・・・って思っている方は多いでしょう。


簡単です。

「阪神が2連勝した翌日は全商品2割引」のお店だったのです。

スポーツですから何時勝つかは分かりません。
でもニュースで「阪神が2連勝」を知れば「必然的」にそのお店が脳内に現れるのです。
商売とは顧客の脳内に入り込み、インセプションする行為です。
インセプション。面白かったですよね。おススメです。
クリストファー・ノーラン監督は相変わらずいい映画撮りますね。



市場シェアを争うのでなく、「マインドシェア」をいかに奪うか。

これがビジネスであり最大の「企て」。


あーー寿司が食いてえな・・・と思ったときに真っ先に思い浮かべてくれるか。
おーーイタリアン食べてな・・・と思ったときに真っ先に思い浮かべてくれるか。


そういう意味で件のお店のオーナーは成功です。
「阪神が2連勝」という野球結果を「自分のお店」で繋げたワケですので。

「狭く高く売る」というのは鉄板の戦いですが、
今回の話のように「特定の条件を満たした場合にSALE実施」というにはユニークです。



ユニークということは「差別化」であり、顧客への「記憶化」を成します。




「雨の日にはカッパ、長靴、雨関連の商品が半額でござる!!」

うーん。雨の日で傘が必要であれば僕はそこで買うでしょう。
急な雨になれば店内は他の似たようなお店でなく、その店で買うでしょう。
少々品揃えも数も少なくても、その店で購入するでしょう。
晴れの日には「雨具」って売れにくいワケであり、雨の日には雨の日で客入りが悪いわけで。
大型スーパーのテナントとかでやれば上手くいきそうです。


超限定的な条件を打ち出し、
それを満たしたときにはギフトする、セールする方法。

田舎になればなるほど出来ていませんし、見かけもしません。
アイデア勝負でライバルの139歩くらい先を行くことって可能なんです。