レーエンデ国物語 月と太陽
最近読んでいるシリーズ小説「レーエンデ国物語」の感想を書いてみたいと思います。
あらすじ
【シリーズについて】
ジャンルはファンタジーと歴史小説を掛け合わせたような感じ。
レーエンデという地域を巡る歴史が時代ごとに描かれていくシリーズです。
私はまだ1巻と2巻までしか読んでいないのですが、どちらもプロローグは「革命の話をしよう」から始まります。
レーエンデを変革していった人物たちの物語をミクロとマクロ、両方の視点から楽しめるのがこの作品の魅力です。
メインの人物が二人いて、両方の視点が交互に展開されるスタイルです。
【「月と太陽」編について】
「月と太陽」編はシリーズの2巻目です。
1巻の物語から約100年後の話で、レーエンデを取り巻く状況は前作よりも悪くなっている印象です。
そして今回の物語をきっかけにレーエンデは「暗黒時代」に突入すると示唆されていたので、3巻目はもっと悪い時代なのかな…?
1巻目はレーエンデの美しい自然の描写が多かったのに対して、今回は戦場の描写が多く、厳しい時代を生きる人々の怒りや絶望が伝わってきました。
グッときたポイント
①先人たちの面影
前作で登場した場所や人物の面影を感じる描写が出てくるとほっとしました![]()
物語の中の人物たちは知らないけれど、「読者だけが知っている物語」が積み重なっていくのが嬉しいというか…。
このシリーズを読み進める醍醐味かもしれません。
②リアルな"英雄の末路”
主人公たちは理不尽な世界を変えるために革命を起こそうとしますが、物語はバッドエンドで終わります。
権力者たちの思惑に道を阻まれ、時代の荒波に飲まれて今回の革命は終結します。
その上手くいかない無力感や、それでも歴史に一石投じた自分たちがいつか「希望」となることを信じる気持ちが“歴史のロマン”を感じてグッときました![]()
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こんな人におすすめ
歴史が好きな人、しっかり作り込まれたファンタジーの世界に浸りたい人におすすめです![]()
また、世界史やヨーロッパ史を知っていると、ファンタジーと現実が重なって面白そうだなと思いました。
ただ、主人公たちの気持ちの揺れや人間ドラマ、恋心も描かれているので、「歴史」に注目しなくても楽しめると思います![]()


