この土日、自分と夫が、変わった❗️
実は先週、心折れる事があった。
夫とは、前々から、話しても話しても理解し合えない事があり、一緒にいるのはもう無理かもしれないと思ったのだ。
長い結婚生活、何度もダメかと思ったことはあったけれど、その度に乗り越えてきた。
しかし先週は、本当にもう終わりだと思った。
私の気持ちが完全に夫から離れたと感じたのだ。
お互いがお互いの事を想っていたとしても、
心が通わないというか、すれ違い過ぎると、
疲れ果ててくる。
コロナ禍で、自粛自粛で、家にいる事が多いので、お互いにストレスが溜まっているのもあった。
良かれと思うことが、全部裏目に出る。
一緒にいると気遣いでお互いに疲れてくる。
そしてこのコロナ禍の1年半、私は自分の子供時代の辛かった事を、思い出し思い出し、涙で全て浄化してきた。
夫婦の問題が勃発する度に、昔の記憶や感情が生々しく浮かんできたのだ。
その浮かぶ過去とは、
自分の思いや意見を言わせてもらえなかった事。
嫌だと言えなかった事。
自分を表現させてもらえなかった事…
心がすれ違う度に、夫が怒る。
実家の家族と、心を、心底通わせた事がない私は、そもそも家族がお互いに本当に心から理解し合う事が出来るのかが、わからない。
(親子関係は相互理解ではなく、一方的であり、私が親を理解するようにつとめ、従順に従ってきたから)
なので、夫が何故そこまで相互理解を求め、それが叶わない事をそんなにも怒るのかという事が、私には理解しがたいのに、怒る夫に謝らなくてはならない。
どちらが正しいと言う事ではなく、
育った環境が違うので、当たり前だと思う事が違う。
それをわかって欲しいのだけど、夫か望むコミュニケーションが出来ない私の方が、いつもいつも悪いという事になってしまい、その理不尽さに、ついに先週、心が完全に折れた。
心の奥底までなんて、分かり合えなくて当然。
どんなにわかり合おうとしても、限界がある。
それをわかってもらえない。
夫は、俺の事をもっと理解して欲しいと言うけれど、自分自身の事だって完全にはわからない私なのに、夫を深く深く理解するなんて、それは無理…
なのにそれを求められて、追い詰められた。
追い詰められないのであれば、やり過ごせるけれど、「わかってくれ、わかってくれ。直してくれ」と怒り続けられると、どうしようもない。
わかろうとしているのに、夫が望むようには、わからないのだ。
家にいると、こんなにも心が苦しいのなら、
私はもうどんなに頑張っても、家庭を続ける事は出来ない、と思った。
今までは、苦しくても頑張らなくてはと(子供の時からの癖で)いつも自分に言い聞かせてきた私だった。
しかし
もう無理するのはよそう。
苦しいのに、自分を犠牲にして、無理に家庭を続ける必要なんてない。もっと自分を大切にしなくては。
人を変える事は出来ないし、夫はもう変わる事はないだろうから、と思った。
しかしすぐには逃げ場がない。
なので、とりあえずは、この家で生きていくしかない。
コロナ禍が落ち着いたら、「一生を添い遂げる事はもう出来ない」と夫にきちんと話そう。
それまでは、夫には愛情をかける事はもう出来ないにしても、
人としての礼儀だけは尽くして、淡々と家事をこなそう、と思った。
その決意をした時、
私の中には、今までにはない、かなりの怒りが燃えていた。
今思えば、昔、実家の家族に言えなかった思いが、心の奥底から吹き出してきたのだと思う。
それは夫に怒っていると見せかけて、
実は、子供の頃、両親に理解してもらえなかった怒りや、やるせなさだったのだと思う。
その後、自分の中でそれが冷静に理解出来てきて、夫が全面的に悪いわけではないとは、わかりつつも、それでも、1人になりたい思いでいっぱいだった。
けれども、この土日、シフト勤務な夫が珍しく土日休みで、土日休みの私と休みがぴったり重なった。
しかし先週の事もあり、
何か話すと、また夫が怒り出しそうで、一緒にいたくなかった私は、その事を素直に、夫に話した。
今までは、夫に怒られるのが嫌で、そんな地雷をわざわざ踏むような会話はしなかったと思う。
なのに、素直に話した。
というよりも、何故か素直に話せた。
そして、夫が、私の中の常識から外れる事をする時も、今までは黙って見守っていたけれど、
「私の中の常識では、それはどうかと思うので、やって欲しくない」と、それもやっと言えた。
それから、今まで私が夫に対して、怒っていた内容も、冷静に伝えられた。
どうして急にこんなに話せるようになったんだろう、というくらいにどんどん話せた。
それは私が、自分の事を大切にして、自分の事を自分で守ると決めたからかもしれない。
そして夫を怒らせるかもしれない、という恐れが消えている自分に気付いた。
今まで私は、人に怒ったり、感情を伝える事は良くない事だと誤解して思っていたので、やらないようにしていた。
しかし言えるようになった今、自分を自分で抑圧していた事が、本当に良くわかった。
夫に本音を言えない事で、自分で勝手に怒りを溜めていた事にやっと気付けた。
夫が私の意見を封じていたのではなく、
私自身が、自分の心を封じていたのだ
その事に気付いて迎えたこの土日、夫に自分の気持ちを話す度に、
「ああ、その気持ち、わかるわかる」と言われる事が度々あり、驚いた
結婚して初めてだと思う。
「わかる、わかる」と言われたのは…
「今まで、私の気持ちをわかるなんて、言ってくれた事はなくて、いつも、深い話しになると平行線だったのに、どうしたの?」と訊くと、
「俺は何も変わってないよ。あなたが変わったんだよ。あなたが、きちんと自分の事を話してくれるから気持ちが良くわかるんだ。だから、こっちも、イライラする事がないよ」と。
1週間前は、もう夫婦関係は終わりだと思った私だったのに、
変化の早い事、早い事
けれど先週、「完全に終わった!」と思ったからこそ、こんな風に変われたのかも!!
もう一緒にいられないと決めたのに、コロナ禍もありしばらくは一緒にいなくてはならないから、はっきりと言わないと、自分のストレスがMAXになって擦り切れてしまうからと決心がついたのかも。
とにかく冷静に伝えられたので、夫もすんなりと聞いてくれたのだと思う。
そして17年間、夫婦間のすれ違いの悩み、長年色々試行錯誤した事が、
やっと実を結んだ結果なのかもしれない。
自分の言った事が理解してもらえるのであれば、
色々ある夫婦関係でも、やっていけると思えた。
話せばわかる関係なら、また分かり合えなくなっても、話し合えば良いだけだから…
本音が言えれば、感情をこらえるという事もなくなり、怒りが溜まったりはしないだろうから、
生きやすくなるだろう。
出せない怒りを溜めている事ほど辛い事はない
でもホント、なんで言えなかったんだろう、自分の感情を、家族には。
言えるようになれば、そんなに難しい事ではないのに…
実は今まで私は、友達の方がなんでも話せていたのかもしれない。
それくらい「家族」とは、私にとっての鬼門だった。
まずは夫婦という家族が、鬼門ではなくなる事を切に願う。
けれどこの土日は良かったとしても、
また乗り換えなくてはならない事は起きるだろう。
人生は長いのだから。
でも、今回の気付きは大きいので、乗り越えるのは、今までよりもだいぶ楽になるに違いないと思う。
本当に時間がかかったけれど、
越えられない試験はないのだと、心から思えた。
とにかく絶対絶命くらいの所を越えられて、ホッとしている
今、自分の気持ちも落ち着いて、家にいられる。
ホント良かった。
これなら、自粛生活で家の中で2人でいても、大丈夫。
かなり暑くなってきましたが、
皆さま、良い日々を