☆†義経千本桜†★ | みらくる☆彡

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義経千本桜 -和楽・千本桜-


こたびの戦は源平合戦

さあさあ皆の衆 諸手もろて出さしゃんせ

源氏の白旗 高くかかげつつ

怨霊降伏
おんりょうごうぶく
法界定印
ほうかいじょういん


六道輪廻
りょくどうりんね
の果ての果て

水底深く沈みけり

源平両軍 波と散る

拍手の合間に


千本桜 夜ニ紛レテ

ソナタノ声聞カセテ給ヘ
タマエ


宵の宴 明けの戦

その大将にいざつかまつれ


三千世界 常世之闇

嘆キノ唄聞コエザリキ

久方の空 遥けきかな

いざ弓持ちて的を射よ



妖しき鼓
あやしきつづみ
の拍子に合わせし

ゆきつもどりつの母なき子狐
こぎつね


そなたもこなたも皆の衆寄り合へ

合方・三味線 わん つう さん し

禅定の門 潜り抜け

西方浄土
さいほうじょうど
青蓮華
しょうれんげ


判官贔屓
ほうかんびいき
のみなもとの

芝居みせよや


千本桜 夜ニ紛レテ

ソナタノ声聞カセテ給ヘ
タマエ


宵の宴 明けの戦

その大将にいざつかまつれ


三千世界 常世之闇

嘆キノ宴聞コエザリキ

水茎の丘 遥けきかな

いざ鏑矢
かぶらや
つがひて
つがいて
戦せよ



五畿七道を諸共に

にしひむがし
ひんがし
へ走りいづ

源平両軍 花と散る

浮世の随に


千本桜 夜ニ紛レテ

ソナタノ声聞カセテ給ヘ
タマエ


宵の宴 明けの戦

この鵯越
ひよどりごえ
を駆け降りよ


千本桜 ソナタノ歌

胸に抱きて 我は舞わむ

宵の宴 明けの戦

いざ射取れや射取れ戦せよ