「こちらは皆なかよくやっています」
そんな嘘はもう必要ない
だってきっとお見通しだもの・・・
父が亡くなって49日の法要と新盆が終わった
実家は玄関の上がり框から白色に塗り替えられ
食卓テーブルや椅子、壁や床、食器棚まで真っ白になった
それを見る限り そこにあったはずの椅子に座った父に
思いを馳せることはない
待ってましたとばかりの兄の二人目の奥さんの子供は
自慢げな顔をしていた
大切にされていなかったのが悔しい
そう思った
父が粗相をした時 他人に面白おかしく話している事を聞いた
きっとあなたもいずれはそうなる
神や仏を信じられないのは
悪意の人も善意の人も それに比例した人生を送れないからだと感じるからだ
私はまだ愛しい父を胸に抱いている


