我らが藤田光里選手と大先輩プロ・原田香里さんとの、ゴルフサイト「ALBA」での対談企画。3月30日の配信が最終回となりました。

 

 今回の最初のテーマは「プロゴルファーになっていなかったらどんな人生を送っていた?」。

 

 原田さんは「体育の先生になりたいと思ったこともあった」、藤田選手も「私は小学校の先生になりたかったんです」と話してます。

 

 

 

 


 藤田選手は、小学1年の担任が「お母さんみたいですごくいい先生だった」のが理由だそうです。授業参観にお母さんが栗ご飯を作って差し入れしてたぐらいだといいます。

 

 知りませんでしたけど、日本女子プロゴルフ協会には「大学に入れる枠」があって、藤田選手は「通知を見た時、今からでも(先生になる夢が)かなうかな、と思った」とか。

 

 JLPGAでは、早稲田大の人間科学部通信教育課程(eスクール)の特別選抜指定団体に認定されてて、特別選抜入学試験を受けられる制度があるそうです。

 

 




 続いての話題は「自分のキャリアについてどう考えているか」。原田さんはアメリカ行きを考えてたそうですけど、JLPGA会長の小林浩美さんに「英語しゃべれないなら厳しいよ」と言われ、スポット参戦にしたそうです。

 

 かたや藤田選手は「行き当たりばったり」と答えてます。「なるようにしかならないと思ってるから。プロになった時から引退すること考えてましたからね」

 

 

 大学卒業の年だから「22歳で引退するって思ってた」と藤田選手。レギュラーツアー「フジサンケイ」で優勝した時の涙は「うれし涙」じゃなく「ゴルフ人生のゴールだ」という涙だそうで、「それまでがつらかったから」。






 「22歳か23歳で結婚して子供産んで、って考えていたんですけど、もうその理想の年齢は過ぎたので(笑)、生きたいように生きていけばいいんじゃないかな、と思ってます」と藤田選手。

 

 そして「人に必要とされる人間でありたい」。選択肢がある人生が理想で、これからも「先生という新しい世界を一からできる可能性もあればいい」。
 

 最後は原田さんから「光里ちゃん、どうもありがとう。また来てね」、藤田選手も「楽しかったです、ありがとうございました」と締めくくって、世代を超えた似た者対談は、幕を閉じました。

 

(おわり)

 

 

 

 ※「ALBA」の記事から