3月3日の築地の生マグロ競り場! | 築地まぐろ藤田社長ブログ

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築地場内市場仲卸フジタ水産


本日は休市開けにもかかわらず、

小型のマグロばかり。



その中で各社併せて、40本前後。



写真でおわかりでしょうが、漁場は韓国。

今季、初入荷です。

漁法は、全て巻き網。

一網に大量に入る、この漁法。

処理が追い付かず、様々な欠点もあります。

焼け・身割れ・シミ等々。

シミとは、マグロ同士や船などにぶつかり内出血したものを言います。

写真が無いので、そのお話は次の機会にまた詳しく!


事故品が多いので、仲買人は敬遠しがち。

ですが、私は嫌いではありません。

シットリとした身質は、私好みなんです。



写真ではわかりずらいでしょうが、

このマグロ30キロしかないんです。

脂の乗りも、及第点。

今回私が競り落としたマグロは、事故はありませんでした。

ですが下付け(検品)の際、

皮目がゆるく身割れしそうなマグロもたくさんありました。


本日の韓国のマグロは、30キロ前後と小さいものでした。

明日は、もう少し大きいものも混じっているようです。


皆さんもご存じの通り、

資源確保の観点から巻き網という漁法は問題になっています。

幼魚までも一網打尽にしてしまう、この漁法。

各地規制は厳しくなっていますが、

まだまだ問題点はたくさんあります。

等と考えながら、競りに臨みました。

入荷の無い時期に、

競り場を賑わしてくれるのはありがたいのも事実。

マグロ仲買人として色々考えさせられる、

そんな一日でした!



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