昨日の日経新聞に、起業促進のために補助金で年収500万円を保証するという政府案が載っていた。
政府が、余計なお世話をすると、ろくなことはないと思う。
制度要綱作成や審査、審査員、認定後の管理、事業経過と決算、成果報告と検証など、どんだけ手間と労力と税金がかかるのか。
肝腎な補助金もらう人って、恥ずかしいんじゃなかろうか?
自前で起業している人はたくさんいるし、成功した人も失敗した人も、自分の責任で、自分の努力で、自分の知恵で、頑張ったんじゃないの。
俺の言っていることが以前と180度変わったのは、自分で行政に働きかけして、中の様子を知ることができた上、自分も補助金や助成をもらってみて、こんな本質から外れたようなことを行政がすべきではない、と思ったから。
行政が出せる金額くらいなら、民間企業や個人で充分出せる。
時給の高い、経験値の低い、行政職員に負担をかけるべきではない。
もし、政策に回る金が、国民の将来不安から預貯金になり、金融機関が国債を買い、国債を売った金が補助金や助成金、公共事業の借金の上乗せになり、それが将来不安の原因になるならば、
国民が、自分の金で自分の望む社会や自分の望む会社や自分の望む起業家に、直接金を回せば良い。
リスクはマイナス金利みたいなものだが、金や金で買えないリターンだってある。
政治が余計なことに口を出すから、行政が余計なお世話をすることになる。こういうのは、もういい加減に止めた方がいい。
自分の望む社会は自分の金でつくる。
わかりやすいでしょ。