気楽に考えてみた。 | 行雲流水

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(日経新聞)

今の経済状況は、大型台風が移動している処で、直撃を食らって、破壊された家もあるが、なんとか持ち堪えた家もある。傾いていたり、屋根が飛んでいたりとかする家もある。吹き戻しがあるかもしれないという不安もある。風が穏やかになっているうちに何とかしよう、と言うことだろう。

どんな発想で臨むのだろうか?

1次産業的な発想で臨むのか、(台風の中での作業はしない。)
2次産業的な発想で臨むのか、(台風の中でも変わらず同じ作業をする。)
3次産業的な発想で臨むのか、(台風の影響のないところで作業をする。)。

ベーシックインカムで、もっとも被害を受けた所にだけ災害救助的支援をして、安全が確保されるまで避難し耐える。
被害を受けた建物を修理する。避難用建物や別な場所に建物を新築する。
お金だけ持って、安全な地域で生活し商売を始める。
優先順位とそれぞれのケースに合った対応を、できる範囲で余力を残しながら実行するということになりそうだ。

公共事業は、穴を掘って、穴を埋める(建物を建てて、建物を壊す)だけでも効果があるというのは、何もないか、拡大膨張する社会や経済がある時だろうと仮定する。
今は、モノに溢れ、人口も減少し、拡大膨張する社会や経済になるという保障がない。
ならば意図的に、(オセロゲームのように)モノ(サービス)に溢れていない、少子化対策を強力に進め、人口が増えるという社会や経済を創るという発想もできる。大型台風が去った後で、新しい街(都市)づくりをするのか、修復してより住み良い街(都市)にするのか考えるなら、
修復して歴史や文化という街(都市)の高付加価値化をするのが良いのではないか?と思う。
100年前の法律が生きていて邪魔をしていたり、現状に必要な法律が無かったり、増改築で何がどこにあるかも判らなかったりするものを、整理整頓、掃除(官僚組織・外郭団体・利権組織)をして、法律を初めて見る人でも、何がどこにあるか直ぐ判り、かつ、理解できるよう法整備(DB化)をするとか、実態調査からどんな街(都市)や経済基盤にするのか国民全員参加でマスタープランをつくって、優先順位を決めて実行していくとか、そういうチャンスだと思う。
ひとりひとりが勝手に思うがままに動かず、一緒になって連携してグランドデザインのある住み良い豊かな国づくりになるように。