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『他人を自発的に援助しようとする行為は、「慈善」または、もっと大きなレベルでは、「博愛」と呼ばれる。このような行為を歓迎する一方で、二つの重要な点を指摘しておきたい。①援助の呼び掛けに対する反応の仕方が、人によって様々である。②ボランティア的行為が、政府による組織的社会行動の代わりになるとか、そうすべきであると考えることで、自分を偽ってはならない。』
ガル爺さんの②番目の話は、キツかった。
『どんなに寛大な援助であっても、それが個人もしくは私企業によるものであれば、わずか小人数の人間しか救済することが出来ない。だが、政府による救済策だと、困っている人全員を救うことが可能なのだ。』
この言葉で、
「政治って関係ないよね。自分がしっかりしてれば困んないし。」
みたいな悠長な考えが否定された気がした。
…ショック。
Σ(T▽T;)グワーン
あー。
政治が変われば、全員が救われる可能性があるのか…。
『国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。』
憲法で宣言されているんですね。
『無能な官僚が排除された暁には、日本は自信を回復し、現在のスランプから抜け出すことになるだろう。』
そうですよね。
世界でも、まだ、豊かな国のはずですから。