女将さんがあたいにコロナだからってごろごろしてないで近所の大学にでも行って意識改革しなさい。

そういうわけであたいはサロンのバイクに乗って行ってみた。

 だけど教育省はまだ指定20校以外は開く許可をしていないわけだから大学といってもとてつもなく静かだったわけだ。太っちょのお兄ちゃんがあたいを睨んでこう言った。

 「リエップなあ、本当はカンボジアだって、すごい数のシナ人が来ていただろう!日本もそうだけどコロナにはすでに感染していたんだよ!」

 なるほどニャンコそりゃそうだ。だから昨年11月、12月ごろ学生も先生もみんなひどい風邪をひいていたわけだ。機関銃姉さんがあたいに向かって苦々しい顔をしてこう言った。

 「リエップ、おまえさんね。本当のことを言ってはいけないんだよ!若者は死ぬことはないよ!」

なるほどニャンコそりゃそうだ。

 

あたいは知っている。最近はペットとして飼われてる犬猫にもコロナが感染していることを。ただ、重症になったりはしないんだそうだ。大学など学校は簡単には営業再開はできないのだそうだが、日本への労働者送り出し機関のようなところはすでに再開したところも多いのだそうな。ごめんだニャンコまた今度。のっぽのおいさんが睨むのでまた今度にしよう。今晩はあたいが人間の代わりに犬猫を労働者として訓練して日本に送り込む夢でも見よう!

 

 

 世の中コロナコロナ、COVD-19で騒がしくなってきて女将さんの店も閉鎖に追い込まれた。あたいはサレートのバイクの後ろに乗って町をうろついてみた。ビアホールやカラオケは全て閉鎖に追い込まれていた。車の量も圧倒的に少ない。

 

 

ただ、屋台の食べ物屋さんと八百屋さんやお肉屋さんなどはけっこう繁盛していた。酒屋さんもみんなレストランで飲めないから家で購入するためにそうしたお店で購入しているわけだ。

 

 

みかんジュースなんかの店もあいかわらず、営業を継続している。あたいは知っている。カンボジアは今、学校もコンサートもKTVもビアガーデンもみんな営業ができなくなってしまったが、庶民の食料確保のため、こうした地元密着型の小売りは残してあることを。さらに屋外の焼きそば屋さんやクイティウ屋やさん同様でけっこうみんなバイクや車を止めてはケータリングしている。みんな自宅で家族で食べるためだ。

 

 

太っちょのお兄ちゃんがあたいを睨んでこう言った。

「リエップおまえなあ、こういう時期だから猫のおまえは頭を使って商売をしなければならないんだな!」

ごめんだニャンコそりゃそうだ。確かにいろいろなお店がシャッターを閉めてしまったが、薬屋さんは大繁

 

 

盛だ。マスクはもちろんのこといろいろなタイプのアルコール消毒液、そしてそれを入れるための容器、ビタミン剤に至るまでCOVID-19を防ぐための商品で大儲けしている。機関銃姉さんが咳をしながらあたいに対してこう言った。                                                   

「リエップおまえさんね、屋台の話をするんじゃなかったの。あたしなんかね、市場の野菜なんかとても買えないからAEONに行きたいのだけど、どっか行くたびに、どこに行くんだと言われるのがうんざりだからねえ。」                                                          

                                                          

 

局長のほうのハワイアン姉さんがあたいを馬鹿にした目で見てこう言った。              

「遅いのよ、リエップあんたねえ、こういう時は待っていてはだめなの。商売は攻めないとだめなのよ。この本、あんたに貸してあげるからよく屋台について研究しなさい。」  

 

  

 

おやすみニャンコそりゃそうだ。今晩はあたいが犬猫用の衛生用品を開発して最新式移動屋台で大儲けする夢でも見よう!                                                   

 

                   

 

                                                         

 

 

 

 

 

 

 あたいがごろごろ寝ていると女将さんがあたいに向かってこう言った。

「リエップねえ、コロナが蔓延しているから、ちょっと近所の大学に行って学生の様子を見てきなさい!」

 本当は女将さんの店は全部プノンペン西部に引っ越したので決して近所ではなくなったのだが、サロンがバイクに乗せてくれたので見に行った。なんと大学は閉鎖状態であった。                                                  

            

 

授業は全くやっていなかった。機関銃ねえさんがあたいを睨んでこう言った。

 「リエップ、おまえさんね、コロナがカンボジアで24人出たんだから当たり前でしょ。あんたは猫だからコロナにならなくていいわ

ね。」

                  

 

                                      

 

ごめんだニャンコそりゃそうだ。町に出るとそこらじゅうでマスクやアルコールを売っている。あたいはびっくりついてしまった。だって使い捨ての紙マスクが2個入りで1ドルなんだから。ふとっちょのお兄ちゃんがあたいを睨んでこう言った。

 「リエップおまえなあ、集団心理ってあるだろ!ホントはマスクなんかしたって細菌を防ぐのに何の役にも立たないんだよ!でもし

 

 

       

  ないとどうなる?」

なるほどニャンコそりゃそうだ。本当はコロナなんかじゃないのに嫌な顔をされることもあるわけだ。ピカチュウのほうのハワイアン姉さんがたくさんの猫を従えてあたいに向かってこう言った。

 「リエップあんたねえ、つべこべ言ってないで早く寝なさい!」

あたいは知っている。実は今回のウィルスは故意だということを。だから、当然、儲かる人もいるし、やられてしまう猫もいる。河川水運おじさんがやさしい目をしてあたいに向かってこう言った。

 「リエップ君、きみねえ本当のことを言うと危険だからそのくらいにしておきなさい。」

おやすみニャンコまた来週、今晩はあたいが日本からオムロンの犬猫用体温計を大量に輸入して大儲けする夢でも見よう。

 

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女将さんが最近、忽然と現れた屋台カクテルバーに行って来なさいという命令をあたいにくだした。あたいは面倒くさいと思いながらもモムのバイクに乗って行ってみた。あたいはびっくりついてしまった。だって屋台カクテルバーは近所の大学の近くだけでなく都会にも存在していた。看板などないので何屋だかわからない。でもジンだのウイスキーだの並んでいるから屋台のバーだということはすぐわかる。よその上品な店と違って猫は邪魔だなんて一言も言わない。なにしろ、車が横をがんがん走っているのだから。こぎれいなお姉さんも約一人だけいたりする。モムが驚いてあたいにむかってこう言った。

 

 

「リエップあんたねえ、ここはいいよ。面倒な姉さんが横に座ってあたしも飲んでいい?なんて絶対きかないだろ?」

 

 

なるほどニャンコそりゃそうだ。コンピューターを触ろうが、スマホを見ようが勝手に好きな酒が飲めるんだから。しかも酒飲みは料理なんてそんなに食べたくないからね。南京豆さえあれば満足なものさ。機関銃姉さんが苦々しそうにあたいに向かってこう言った。

 

「リエップおまえさんねえ、あたしは酒は嫌いだけど、ビジネス的にはこういうのがいいのよね。だってシンプルでしょ!」

河川水運おじさんがやさしい目をしてあたいに向かってこう言った。

 

 「リエップくん、きみねえ、一つ懸念なのはカンボジア人は大騒ぎして大音響の中で飲みたいだろ!このスタイルはいかにも西洋的ではないか。」

ごめんだニャンコそりゃそうだ。でもあたいは知っている。ビールとウィスキーしか知らないカンボジア人にいろいろなお酒を啓もうする機会としては素晴らしいプロモーションだということを。

小池さんがあたいに向かってラーメン顔してこう言った。

 「リエップ、君ねえ、このスタイルいかにも既存の思考を逸脱していていいじゃないか。ラーメンや焼きそばの屋台はありだろう。でもカクテルだぜ!しかも安くて気取っていない!」

局長のほうのハワイアン姉さんがあたいにむかってこう言った。

「あんたねえ猫のくせに偉そうに言うんじゃないよ!カクテルなんて安く出しちゃったら終わりなのよね。いかに高く飲ませるかが勝負なんだから!」

なるほどニャンコそりゃそうだ。やっぱりいかしたバーテンダーみたいなのがいると一杯、数十ドルで売れたりするんだろうな。あたいは知っている。景気は実はそんなに良くならないことを。景気の良いビアガーデンもかなり無理していることを。だから、意外とこういう店が不景気な時期は持ちこたえるかもしれな

 

い。

 

ビジネスマンのハンサムなおいさんがあたいに向かってこう言った。

 「リエップくん、君ねえこれは一つのマーケッティングなんだよ。でもねえ、たとえ短期間で終わっても一定の成果はあげるはずなのだよ。だって、プノンペンのそこいらじゅうで庶民がソルティードッグの存在を知り、飲み始めるのだからね。これが商売なんだよ!」

 

 

お休みニャンコまた来週、今夜はあたいが犬猫用のおばけバーを開いて大儲けする夢でも見よう!

 

 

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 女将さんが最近西洋のおばけのお祭りがあるそうだからハワイアン姉さんに聞いてきなさいとあたいに命令した。なんてことはない。

 

それは流行りのハ

ハローウィンというやつだった。あたいは何回もその行事に誘われたが、太っちょのお兄ちゃんも機関銃姉さんも嫌いだったから正直、あまり参加したことがなかった。でも今年は写真コンテストもするのだという。河川水運おじさんがあたいに向かって優しい目をしてこう言った。

 「リエップ君きみねえ、カンボジアはやはり東洋のお化けだろ、日本も同様さ、西洋のお化けは川沿いだけの文化なんだよね。」

 

 

 案の定学生たちはあまり参加したい感じでなかった。日本の狐つきとか鬼太郎が好きな学

 

生、トトロならいいのだけどという者もいた。ただ、最近はひったくりや泥棒が多く夜の街へ行くこと自体がカンボジア人にとってもリスクなのだという。それで正直今は政情も不安定だから夜出歩くなんてわざわざ危険を買いに行くようなものだと学生は言った。

 

 そのようなわけで最近の情勢は以前のようではないことは確かだ。女将さんが言った。

「リエップ、今政府がケンカしてるでしょ。言動に気をつけなさい!」

なるほどニャンコそうだった。おばけのお祭りなんてやっている場合じゃないことも確かだ。

 

 お休みニャンコまた来週。今晩はあたいが犬猫のハローウィン祭りを創設して大もうけする夢でも見よう。

 

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