祖母の遺品だという額の修復依頼があった。絵は和田新。画家は和田英作(1874年から1954年)の甥にあたる。昭和48年と、作家のサインが絵画にあった。

 

 

 
 額は木彫、金箔が張られている。額の作りは1960年代から70年代初めの頃のように思う。
 絵画には昭和48年(1973年)とある。額は絵画に合わせて作られたものかもしれない。なぜなら
 サイズは5号。(35㎝×27.3㎝)
 このサイズの絵画は、描かれることがとても少ない。
 号数に対して中途な数字のcmになるのは また別の機会に。
 
 

 

 

 
木彫はチーク材。
金箔は全て剥がして、新しく金箔を張り、木部の裂けや欠損部部は補修し、アクリルで塗装した。
また、ほこりや虫害に合わないように加工。
絵画は荒川区在住の画家にお願いし、汚れを取り除いた。

 

 

 

 

 
 絵画の修復報告をお付けして、お渡しとなった。