ロンドン

200人乗りくらいのジェット機に予定より遅れて出発しました。オリンピックのため(影響)遅れているということでした。機長さんらしき人が英語で説明しています。内容の細かいところはわからなかったんですが、「オリンピックの混雑のためヒースロー空港の到着が遅れるため特別にビスケットとジュースを配ります。」機内にいる人たちがどっと沸きあがりました。

 

「9時30分」「 TAKE OFF」
飛び立つってからかすかに虹が見えました。そしてドーバー海峡をあっという間にわたってしまいました。雲海の中からかすかに2つ飛び出た岬というか入り江が見え灯台となりてらしています。右奥には夕焼け空。時刻は午後10時。成田を出発して27時間。身体が疲れて眠い。・・・海に沿って岸が見え大きな川です。
しばらくすると眼下にロンドンの町々が光り輝いて見えてきました。着陸が混んでいるせいか、2回くらいの廻旋を行っています。自分が今ロンドンの上空にいて世界中のオリンピックの選手が集っています。または競技しているということが何か不思議な感覚でした。選手たちは近隣の国々に分かれて合宿したり練習しているというのはうなずけました。
 

なぜなら今回のオランダのアムステルダムからだと1時間の飛行で着くしユーロスターでパリからロンドンまでは3時間半で移動できます。その便は回数が多く利用されているからです。
英国ヒースロー空港到着。入国審査で「ホテルは決まっていますか」という質問に、「はい。」とうそをついてしまった。12時近くでホテルに1泊というのは勿体ない。金銭的余裕のない伊妻は到着ロビー(1階)から出発ロビー(2階)へ移りました。いるはいるは。横になっている旅行者。朝早い離陸を待つ旅行者。出国予定時間の調整でしょうか。閉店(12時過ぎ)になったオープンカフェのいすを並べて朝5時6時まで寝ている人たち。その中に自分も仲間入り。1番北側のトイレに近いベンチに陣取り朝が来るまで体を横たえました。
4時ごろ暇なのでベンチでラジオをつけてみました。日本から持って行ったラジオがイギリスの放送局の電波をキャッチしているんです。いくつかあった中、宗教ミサ曲でしょうか。うるさいわけでなく心に染み入る荘厳な感じの曲を20分くらい聞いて妙に感動してしまいました。日本の深夜放送と思わず比べてしまいました。

英国についた。あとは8月24日イタリアのカターニャのから帰国便まで、頑張って移動しなくてはいけない。今日は7月30日。何が待っているのかこれからデンジャラス(ワクワク、ドキドキ)な旅の始まりです。