謝辞 | しょうかんのうだうだ

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仏絵師藤野正観(66)の備忘録・・・っといっても、ほとんどどこにも出かけないので、ふだん、ぐだぐだ思ったり考えていることを書き連ねることになるのは必至。

父親の正観
※写真は、長くなりすぎた謝辞原稿を急いで読むことを断わっているところ。

 


24日、おかげさまで、無事に一人息子でもある長男の結婚式が終わりました。

風邪気味で、出なかった声も当日は、なんとか出ました。

式の前夜に我が家に戻ってきた長男が、深夜11時を過ぎたころ、「親父!最後の謝辞の文字数はいくつある?」と謝辞の脱線を気にしたのか聞きますから「1500文字弱」と応えました。

長男曰く、「500文字が3分スピーチの文字数です。」と、今更原稿を書き換える時間などないのに、冷たく言い放ちます。

そういえば、数週間前に「謝辞は3分程度で、長くても4分ぐらいで頼みます。」と言われていました。

20日の義母の葬儀(浜松)から帰り、すぐに謝辞の原稿を書いていましたが、22日には内容の大筋を完成させ、更に吟味した文言を付け足して、頭に入れようと空読みの練習を始めたのですが、やはり、内容を読むようにはすらすら言葉が出てきません。喉も痛くなり、ますます声の調子が悪くなり集中できません・・・。

少しでもアドリブを入れようものなら、果てしなく原稿から離れて行きますし、「あ~、」とか「え~、」で、文言を思い出していますと、かるく6分~8分ぐらいになってしまうのですが、律儀な息子は「親父の謝辞後には自分の謝辞もあるので3分で頼みます。」と念を押します・・・。

「ひとまえ」か、「じんぜん」か、どう読んでも良いそうですが、長男たちの選んだ結婚式は「人前結婚式」という最近はやりの形態だそうで、出席した人たちの前で、結婚を誓いました。

人の前で誓うということは、実に仏教的で、人の心の中に住む「佛」の前で誓うことに等しい、これを、謝辞で説明をすれば、けっこう内容も充実するのでは、とも考えましたが、3分でお決まりの謝辞内容に入れ込むことは難しいし、この暑い時期に決行したことも、皆さんに、息子のたった一人の姉家族がワシントンDCから帰省中なのでこの時期になったということを言い訳もしながら謝らねばならいし・・・。

で、本日、その本番での謝辞の部分をビデオから抜き取り、時間を計ってみますと・・・、なんと4分57秒、約5分でした。

結局、苦肉の策として、3日前から考えた6分~8分ぐらいかかる内容を3分そこそこで言わなければならないので「1500文字もあるので読みます」と挨拶の前にご出席頂いた皆さんに言い訳をして、原稿を読んだのですが、それでも、結果、5分もかかったので、もし、読まなかったら・・・と思うと冷汗が出てきます。

無事披露宴も終わり、長男に叱られることもなく、私のお役目は終了し、ご出席いただいた皆さんには、私からお礼や伝えたい事はすべて言い、ほぼ予定通りの時間にはお帰り頂くことができました。

私の風邪ですが、昨日には、喉が痛み、咳が頻繁に出だし、熱でも出たらたいへんと近くの医者に行って薬をもらってきました。
おかげで今は喉の痛みはなくなったのですが、咳がが止まりません・・・。
昨晩は咳で眠れなかったのですが、薬を飲んでいるのですから、少しは治まって欲しいものです。

いつも工房で座りぱなしの生活で慣れている私にとって、この一週間はいろいろ在り過ぎました。
やっと落ち着いたところです。

あとは、咳が止むことを祈るだけです。

仕事が溜まってしまいました・・・。

さぁ、仕事です。