死海文書に記された二人のメシアの正体とは? | ふじくまさんのブログ

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この手の話が好きな人にとっては夢の無い話かもしれない。

 

イスラエル建国から70年目の2018年が終末であると。そこに二人のメシアが現れると。

アロンのメシアとイスラエルのメシア。その内の一人は日本人の可能性がとか言われている。

 

これは間違った解釈。

死海文書というものが書かれたのは紀元前。

紀元前の世界から見てメシアというのはイエス・キリストのことを指すんですね。

それを無理やり現在にこじつけてるだけ。

もちろん、ユダヤ教の方々はイエスをメシアと認めてないので、考えは違うかもしれませんが。

 

でもイエスは一人じゃないか?という疑問もあるでしょう。

死海文書にはアロンのメシアとイスラエルのメシア二人のメシアが現れるとある。

 

まず、アロンとは何か?

アロンとはモーセの兄で祭司。

モーセは出エジプトで有名な指導者ですね。紅海を割ったり、シナイ山で十戒の書かれた石版を授かったりと旧約聖書の中の主人公の一人です。

 

神がモーセに対しエジプトで奴隷になってるユダヤ人をカナンの地(現在のイスラエル)へ連れ出すように命令するわけですね。

最初、モーセはこの神の命令を辞退するわけです。私は口下手で云々とか言い訳しながら。

しかし、神はあなたには雄弁な兄、アロンがいるじゃないかとモーセを説得するわけです。

またモーセに奇跡を行う力も授けた。

 

つまり神が選んだ指導者はモーセ、そしてモーセが神から選ばれた、ユダヤ人を奴隷から解放し神の用意した地カナンに連れて行く指導者だとユダヤ人に吹聴、拡散する役割がアロンというわけ。

この場合でいうなら、アロンのメシアはアロン。イスラエルのメシアはモーセということになる。

 

では、イエスの場合は?

イスラエルのメシアが様々な奇跡を見せたイエス。ではアロンは?

アロンは祭司であったことを考えるならイエスに洗礼を授けたバプテスマのヨハネがアロンのメシアだったと考えるのは普通ではないかと。

ただ、バプテスマのヨハネはアロンのメシアとしての使命を果たしてはなかったけどね。