「限りある時間の使い方」は、時間との関わり方の、モヤモヤしていた部分にズバッと切り込む世界的なベストセラー。
タスクを決めてこなしてもなんだか満たされない感覚が残ったり、どんなに便利になってタイパが上がっても時間の使い方として良くなった気がしない釈然とした感じなど、自分は本当にやるべきことをやってないのではないかという、漠然とした感覚。
現代人が抱える焦燥感は何なのか、という本質に迫っています。
この時の帯には15万部と書かれていますが、すでに世界中で23万部突破しているそう
心に残ったのは、時間はマネジメントする対象ではなく、自分であり人生そのものだから、対峙する対象ではないという考え方。
また、死に直面した人は、自分の時間が有限だと実感することによって、いろいろなものがリアルになり鮮やかな意味を持って感じられるという感覚。
今自分がここに存在しているという奇跡に気付き、ありのままの自分で気負わず、でも無計画でいいということではなく、そういうものだと気付いてこれからを過ごしていく、そういう捉え方を学べた本でした。
今生きている人達の人生がそういうものだという事実に気付いた今、バイヤーとして、世の中の暮らしを便利に快適にできる商品を提案することも、そういう意味を含むことなんだと気付けました。
良い商品は、暮らしを善くする商品ですね