10年間、福岡市長を務められている高島宗一郎さんの「日本を最速で変える方法」を拝読しました!

 

 

社会の仕組みを政治的な視点から具体的に読み解いた、大変ためになる書でした。

 

現場で動いている人の言葉は、具体的で、説得力がありますね。

 

社会を動かすためには、支点・力点・作用点の仕組みを理解する必要がある。

 

ロビー活動だって、何かを実現するため、物事を動かすためには大事だ。

 

日本はゼロリスク神話が強く、挑戦すると足を引っ張られて、前例のあることしかやらない風潮が強い。

 

スタートアップなくしてその国の未来はないのに、上記の空気もあって遅れている。

 

 

それと、バイヤーとしての大きな気づきもありました。

 

今まで生産と消費の現場である経済の動きにはアンテナを立てていましたが、どこか政治は一歩遠いところにある感覚でした。

 

でもよく考えると、バイヤー業務をしていて、何かと注意するのが景表法や薬機法だったりします。

 

どんな商品を、どんなふうに訴求して、いくらで、いくつ準備して、誰に向かって販売していくか。

言いすぎず、でも言わなすぎたらお客様に商品特長が伝わらないし、過度に値引きをしすぎないけどお得感のある良い商品だから売るのであって、それはちゃんと伝わるようにしないと意味がないのです。

 

<本文を抜粋>

 電波を使用する製品なら電波法に、食品なら食品衛生法に、医薬品なら薬機法に抵触すれば、どんなに優れたものでも、販売することはできません。それでも、どうしても製品を販売したければ、法律に合わせて製品の仕様を変えるか、規制の緩和を求めるしかないのです。

 

高島市長は、福岡市をどんどん変化させていってます。

 

 

この具体的な取り組みを知って、地元仙台に思いを馳せました。

 

政令指定都市として33年を迎える仙台。

 

復興すべき土地としての仙台だけでない、未来へ向かった発展を願っています。