書道を習っていることもあって、時間もあるし、水墨画にも興味が沸いて、、、
 
どんな世界なのかマンガで垣間見ようと、こちらを拝読。
 
なんとなんと、世界を垣間見るどころか、どっぷりストーリーにハマりました!
 
 
さすが、2020年本屋大賞ノミネート作品。
なんというか、影もありながら、切なくて、さわやかな青春ストーリー。
全4巻、キンドルで大人買い&一気読み(笑)
 
水墨画の世界も書道と同じで、ひとつのモチーフを、墨加減にこだわりながら一筆一筆を、練習また練習。
今気づいたのですが、「僕は、線を描く」と思っていたのですが、「線は、僕を描く」でした。
自分なりの解釈ですが、、、
無心に水墨画に向き合って、
納得のいく線を描くことに集中する時間は、
自分自身に向き合ってる時間でもあって、
そのプロセスから自分の人生の線を描くことにつながる。
 
また、水墨画を通じてつながった人たちから、
気づきや新しい価値観を得て、
自分の人生が豊かに彩られていく。
だから「線は、僕を描く」。
そういうことを表現した作品と感じました。
 
水墨画、近所ですぐに習えるところはなさそうなのですが、いつか挑戦してみたいと思います!
 
「線は、僕を描く」、ひとつの読み物としてもおススメです。