震災から丸一年が経とうとしている今、知人がボランティアに参加することを知り、今から行くボランティアがどんな支援をしようとしているのか興味深いところです。
・・・というのは、石巻在住の元上司の暮らしぶりを聞いているから。
彼は家も職場も津波にのまれ、石巻市内の某所でアパート暮らしの新生活をすでにスタートしています。
当然、何もないところから揃える家財道具は、日々の生活で重要度の高いモノから。
そして今、彼が欲しいモノとしてリクエストいただいたのが、パソコン
「古いモノでいいからどうにか使えるパソコンがあると助かるのだけど・・・」と。
リクエスト通り、かつて自分が使っていたパソコンを送ろうと思い、久しぶりに開いてみましたがいろいろとカスタマイズしちゃってるし、データを全消去するにあたり整理するのにかなりの時間がかかる。
そこで、「それなら新しいモノを!」と思いたちネットで買って送りました。
元上司は、新品が届いたことに少し戸惑いつつも大変喜んでくれました。
お礼メールには「まさか新しいパソコンが届くなんて、太っ腹でびっくり!」と(笑)
送って良かったと心から思いました
被災した方々の多くはすでに、前向きに、たくましく、新しい生活をスタートさせています。
「今欲しいモノ」と聞かれた時の答えは千差万別だと思います。
別の知人は今も仮設住宅で暮らしており、寒さとの戦いだと言っていました。
暖房器具を送ると申し出たら、彼女は「ひととおり揃っているから大丈夫よ!」と辞退されました。
環境によって必要とするモノが多様化していると感じますし、まだまだ支援を必要としている方は多くいらっしゃいます。
そういう意味で、一年越しでもボランティアに行っていただける方には心から感謝です。