※この物語はもちろんフィクションです!物語の演出の都合上設定がなんだかリアルに思える部分と、あり合わせの写真で表現しているので時系列と服装がマッチしてない個所もありますが、色々想像を働かせて楽しんでいただければなって思います
前篇はこちら↓
【特別企画】名探偵なっきー!~チーム4殺人事件~
ここから解決編の本編となります。
名探偵なっきー!~AKB研究生殺人事件~
(解決編)
脱衣場に向かい走りだし、戸棚にある二酸化炭素発生装置をじっくり見る内山奈月。
何かを見つける!!!
内山『あー!あー!あ~~~!!!私、犯人誰かわかっちゃった!!!』
内山『東西南北、東の逆は西野~!!!』
みんな『????ど、どうしたの?』
内山『まぁまぁ聞いてください(ドヤ顔)でも、一つだけわかんないことがあるんだけど、それがわかったら完ぺきかも!』
篠崎『タイマーをセットした人が犯人ってことじゃないの?』
内山『もちろん!私たち以外に容疑者は存在しないってこともわかったし。』
茂木『(高島に)また、私たち疑われてるみたいよ?』
高島『なんか、未姫ちゃんには怖い先輩って私たち思われてたみたいだし、犯人だったら確かにリアルだよね!』
茂木『愛しの未姫ちゃんを殺害しないといけない理由なんてないよ~(涙)』
高島『3列目のセンターが1列目のセンターに下剋上って?』
みんな『…。???…。』
部屋中が静まり返る←
高島『ちょっと、ちょっと~!ここ笑うところだから~!なんでこんなとこまで来てスベらないといけないの~未姫ちゃんは二酸化炭素で死んじゃったけど、私はこの静まり返った空気のせいで死にたい気分です(いじける)』
みんな(苦笑)
内山『とにかく聞いてください!その前にぴっか(橋本耀)となぁちゃんにお願いがあるんだけど、山荘の中にあるドライヤーと電気ヒーターをここに集めてくれる?』
岡田奈々・橋本耀『わかった!持ってくるね!』
~山荘の中にあるドライヤーと電気ヒーターがなっきーの目の前に集まる。~
岩立『これで、何するの?』
不思議そうにそれを見るみんな。
内山『まぁ見ててください♪ぴっか、なぁちゃん、お願い!』
すると、次々とコンセントに何個かのドライヤーと電気ストーブを差しスイッチを入れ出力を最大にする3人。
高島『ちょっとちょっと!危ないよ~!!!一気に電気使ったら危ないよ~!』
岩立『ホントに大丈夫!?怖いんだけど!!!』
と、その瞬間!!!
"バチンッ!!!"
一瞬にして、山荘の中の電気が全て切れ、真っ暗闇に。。。
高島『ほら、全部消えちゃったじゃーん!!!』
内山『ブレーカーってどこにあるんですか~?』
真っ暗闇の中、窓から入る雪明かりを頼りに、ブレーカーを探すみんな。
茂木・岩立『どこ~?』
高島『玄関とかにありそうだけど!』
橋本『え~!さっき(ブレーカー触ったんだけど)どこだったっけ?』
岡田彩花『怖い(涙)』
なぁちゃんの腕につかまって泣き出す彩花。
岡田奈々『あやかたん、大丈夫だよ。今明るくなるから。』
皆、各々(おのおの)にブレーカーを探す。
篠崎『ここじゃないの?(パチン!)』
電気が元に戻り、明るくなる。
茂木『もう、やめてよ~!ってか何がしたかったの?』
内山『犯人を探したかったんです!』
岩立『どういうこと?』
内山『今の状況を覚えておいてください!』
茂木『もう~!もったいぶらずに誰が犯人か言ってよ~!』
内山『今言いますので待ってください!!!』
内山『まず、話を整理します。なぁちゃんがお風呂に入ろうとした23:40に倒れてる未姫を見つけた。その時、戸棚に掛けてあった(アナログ)時計が戸棚の中での二酸化炭素の大量発生により衝撃で棚が開きその拍子に時計が落ち、床に落ちたことによって電池が外れ時計が止まった。』
内山『つまり、床に落ちた時計が止まった時刻に二酸化炭素発生装置が作動するよう、タイマーがセットされたものと考えられる。その時計がさしていた時間が23:35だったから多く見積もっても23:30~35に装置のタイマーが作動しているものと仮定する。
その場合、タイマーは60分置きにしかセット出来ないため、23:30~35から60分間隔でセットできるタイミングがあるメンバーが、容疑者として浮上する。
ここで一つ気を付けておきたいのは、お風呂に入る前の20:55頃に山荘のブレーカーが一度落ちていること。
あのタイマーは一度コンセントから抜いたり、停電が起きたりするとそれまでセットしていた時刻がリセットされて、もう一度セットし直さないとタイマーが作動しない仕組みになってるの。』
岩立『どういうこと?じゃぁ、お風呂より前の時刻にタイマーをセットしてあったとしても無理なわけだから、お風呂が始まった時刻以降にセットした人物が犯人ってことね。』
内山『このときセット可能な、21:20~40(高島)と22:20~40(茂木)にお風呂に入っていたメンバーが犯人だと私は勘違いしてたの。』
茂木・高島『そうだよ!やってないもん!』
内山『それこそ、真犯人の思うつぼだったの。大きな勘違い。お風呂の前にブレーカーが落ちたのは、、、ん~ん、正確には落としたのは真犯人の仕業。』
岡田奈々『さっきのなっきーみたいに自分で故意にブレーカーを落としたってこと?』
岩立『え?何で?何のために?ブレーカーを落とさなければその前の時刻からセット出来てたのに!?』
内山『自分に容疑がかからなくするため。お風呂の時間なら決まった時間にしかお風呂場に行けないわけだし、お風呂以外はみんなと一緒にダイニングにいれるからアリバイ作りがしやすいの。』
高島『でも、60分置きにしか作動しないタイマーだから無理じゃない?』
内山『それが真犯人は、ある方法で時間を歪(ゆが)めることが出来たの!!!』
橋本『????』
もはや話について行けない
そして岡田彩花は泣きやまない
内山『沙穂さん、さっきのうどんの話覚えてますか?』
岩立『あ~、そういえばしてたね~!東日本と西日本で味が違うって言ってたかも~。』
内山『言ってましたよね。たまたま東西を分けるフォッサマグナ(中央地溝帯)の話をしていて。』
茂木『沙穂りんが食いしん坊だからだよ!』
岩立『だってお腹空いてたんだもん!』
内山『それでピンと来たんです。』
内山『未姫がダイイングメッセージとして残した”東西南北”の東西が逆さなメッセージ。』
内山『東西を逆にすると時間が歪むの!!!うふふ(ドヤ)』
解決編①終り。
※解決編だけで終わらすつもりでしたが、あまりにも長くなりすぎたので、②で絶対終わらせますのでよろしくお願いします。
なっきーはうどんとフォッサマグナで何を解決したのか?
続きは、解決編②へ
ではでは←