ピアノが上手になるには練習が必要です。
上手に弾く、には、すでにある程度弾けていることが前提なので
先ずは「弾けるようになるための練習」が必要になります。
つまり、「弾けるようになるための練習のためのレッスン」が必要になります。
弾けるようになるための練習というのは、週1のレッスンではなく
「週6日、家で」ということになるので、この「家での週6日」をいかに
充実させられるか、脳からの指令にそうそう素直にはしたがってくれない
指1本1本を指令通りに動いてくれるように躾ける、という面倒極まりない
作業をなるべく苦にならないように家でひとりでするための
「下ごしらえを一緒にする」というレッスンをすることになります。
「下ごしらえ」・・・お料理に例えるとわかりやすいでしょうか。
野菜類を洗って皮をむいて切る。←そこそこ面倒ですよね。( ´艸`)
玉ねぎの皮の処理が個人的には苦手です。
パリパリしたところをある程度むいて、頭のところを切ってさらに綺麗に
白い部分だけになるように剥いて、この頭のところを切るときにすべって
ケガをしないように気を付けて・・・ この一連の作業ののちに
輪切りにするのか、くし切りにするのか、みじん切りにするのかetc.
葉物類も、ほうれん草や小松菜類などは虫がいないかな?というのが
気になるので割と丁寧に1本ずつ見るぐらいの勢いで洗う時に気をつける
のが面倒。
じゃがいもだったら芽をとるのが面倒だし、ごぼうは変色しないように
少し皮をむいて切ってさらしてまた皮をむいて切ってさらしてさらした
ものをきんぴらごぼうにするなんていったらそこからまた切って・・・
(ささがきだったらそんなに大変じゃないですけどね・・・笑 )
面倒じゃないのは人参と大根ぐらいなのでは・・・
「あとは炒めるだけ」とか「あとは煮るだけ」の状態で袋詰めされて
スーパーに並んでいたりしますよね。
これからの季節「お鍋用」みたいな感じでお魚やお肉類まで入って
きれいにならべてラップされている、アレ。
楽譜=曲 を、↑ この状態にまでレッスン日に生徒と一緒に下ごしらえ
します。
家では今日(レッスン)やったことを復習してくること、みたいに。
そしていかに練習しようという気持ちにさせるか・・・
やる気スイッチを探してスイッチオン!
ピアノを習い始めて2~3年はこの状態が続くのでは・・・?
3~4年もすればひとりで皮剥いて切って煮て、カレーぐらい作れる・・・
つまり「じゃぁ、次はこの曲に挑戦してみようか」となって楽譜(素材)が
あれば家でひとりで楽譜を読んでなんとなく弾ける状態でレッスンに
持ってこれる・・・
最初の2~3年?3~4年?が本人も親も先生もいちばん大変! ( ´艸`)
「将来絶対によかった、って思えるから!」なんてことは幼稚園児や
小学生には理解できることではないですし、ピアノ以外にやりたいこと、
練習よりももっと楽しい誘惑がいちばんあるのがこの年齢ですしね。
長く習っていると曲の難易度があがるにつれてお月謝があがる、
大手企業教室あるあるですが、弾けるようになってからレッスンに
来てくれる熱心な音楽高校受検生、音楽大学受検生なんて逆にお月謝
安くてもいいんじゃないですか? と、ちらっと思ったりしますよ。
もちろんそのレベルになると弾けるようになるためのレッスンなどではなく
より素敵に演奏するためのレッスンになるので大変さのレベルというか
もう大変さのステージが違っているわけですが。
3時間おきに授乳が必要だったり夜中なのに寝てくれない話しも通じない
赤ちゃんや魔の2歳児相手の子育ての大変さと、反抗期思春期相手の
子育ての大変さの違い? (*‘∀‘)
で、長々とわかりやすいはずの例え話しが長すぎて逆によくわからない
のではないか、つまり何が言いたいのか、ということですが、
そこまで下ごしらえしても冷蔵庫に入れっぱなしだともうお手上げという
話し=ニュースが以下です。(;´▽`A``
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↑のサイトのニュースなのですが古くなると消えてしまうこともあるので
コピーペーストしておきます。 ↓↓↓
天才は「生まれ」か「育ち」か 努力も遺伝の影響だとすると...
2014/9/23 11:30
エジソンは「天才は1%のひらめきと99%の努力だ」と言ったが、
「努力」できること自体が天賦の才能であるらしい。
エリート音楽家はみんな努力している
より多く練習できるのも遺伝の影響かも
2014年6月、『Psychonomic Bulletin & Review』に掲載された新しい研究結果によれば、「すぐれた音楽家は、その技能を獲得するために必要な長時間の練習ができるよう遺伝子にプログラムされている」という。米ミシガン州立大学心理学教授のザック・ハンブリック氏らによって発表された。
音楽やスポーツなどの専門的技術の発達については、これまでにも「生まれ(遺伝)か育ち(環境)か」という論争が繰り広げられてきた。最近は「遺伝と環境が相互に関連している」とする説が有力だ。過去には、エリート音楽家は20歳になるまでに平均して約10,000時間も練習に費やし、普通の(エリートと呼ばれる域に達しなかった)音楽家より数千時間も多いという研究結果もある。生まれつき音楽的な才能に恵まれていても、大成するには努力が不可欠だとわかるが、今回の研究のユニークな点は、その「努力」さえも遺伝の影響を受けていると示唆した点だ。
自分が「努力遺伝子」を持っているかどうか気になる
調査は双生児850組を対象に実施された。行動遺伝学で「双生児法」と呼ばれるこの手法は、100%同じ遺伝子を共有する一卵性双生児と50%の遺伝子を共有する二卵性双生児を比較するというものだ。一卵性と二卵性では、遺伝の類似性に差異はあるが、育った環境は同じ。そこで、一卵性双生児のほうが二卵性双生児よりも似た性質を示せば、それは遺伝の影響がより強いためと推察できる。
ハンブリック氏らは、名人級の音楽家は普通の音楽家よりもはるかに多く練習しているという調査結果を得た。そのうえで双生児法を用い、「より多くの練習を行う傾向は遺伝の影響も受けている」という結論に至った。
今回の研究は音楽家を対象にしたものだが、もし勉強や仕事にも同じことが言えるとすれば、自分が「努力遺伝子」を持っているかどうか気になるところだ。突出した才能がなくても、せめて努力する遺伝子だけでも先祖から受け継がれていないものか...?過去の自身の行動を顧みれば、すでに答えは出ているのかもしれない。[アンチエイジング医師団 取材TEAM/監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]
参考論文
ピアノを上手に
The genetics of music accomplishment: Evidence for gene-environment correlation and interaction
DOI: 10.3758/s13423-014-0671-9
ミシガン州立大学ニュースリリース
http://msutoday.msu.edu/news/2014/rosin-up-that-bow-maestro-and-thank-your-genes/