大好きな花、
 
紫陽花の季節がついに到来照れ
 

 

この日、私は上野におりました。

 

 

今年一番興味のあった展覧会を観に、
国立西洋美術館に訪れたのでしたちょうちょ

 

 

「憧憬の地ブルターニュ」

 

 

時代は19世紀後半から20世紀初め。

 

モネ、ゴーガンら多くの画家たちが

フランス北西部のブルターニュ地方を訪れ、

この地を作品に描きとめました。

 

 

大西洋に突き出した半島を主とする

ブルターニュはフランスの異郷。

ケルト人が開拓した土地で

独特の文化、独自の言語が残り、

宗教的モニュメントも多く、

 

また

野趣溢れる自然景観もあり

画家にとっては

非常に魅力的な場所だったのですって目

 

モネ「ポール・ドモワの洞窟」

 

 

なるほど。

画家の眼を捉えた自然美照れ

 

 

今回の展覧会では

国内・海外の所蔵先より

ブルターニュをモティーフにした作品

約160点を厳選。

 

また、同時期に渡仏しブルターニュを訪れた

黒田清輝、藤田嗣治

日本の画家たちの作品も多数あり、

これがなかなか良かった~クラッカー

 

 

黒田清輝「ブレハの少女」

 

 

遥々と日本から。

海を渡り彼らは何をどう感じたのか、、

 

 

藤田嗣治「十字架の見える風景」

 

 

藤田さん、この滞在が

キリスト教に目を開くきっかけとなった、とか。

 

 

山本鼎 「ブルトンヌ」

 

 

日本人にとって、

伝統的な民族衣装は印象的だったでしょうね。

ちなみにこちらは木版画です。

 

 

岡鹿之助「信号台」

 

image

 

 

久米桂一郎「林檎拾い」

 

 

林檎はブルターニュの象徴か。

 

と、

先走って載せてしまいましたが、

遠い異国においての

明治・大正期の日本人画家達に

思いを馳せてしまったfujikoですニコニコ

 

 

こちらの展覧会開催期間が

6月11日までと迫っておりましたので、

コロナに罹ってしまった時は

もう観に行けないかもしれないと

正直焦りましたが来れて良かった音譜

 

良い季節ですし、

そういえば

修学旅行なのか校外学習なのか

上野界隈は

制服を着た中高生がとても多かったです。

 

 

西美の広場にはロダンの「考える人」が

展示されているのですが、

 

 

 

あれは中学生男子ね目

 

お決まりの

”考える人”ポーズを撮ったりして

随分と賑やかでしたよニヤニヤ

見ないふりして

通り過ぎてあげましたww

 

 

展示室の入り口は地下。

 

 

いつものように

荷物をロッカーに預け、

音声ガイドを借りて、いざ展示室へ。

 

今回のナビゲーターは女優の杏ちゃん。

杏ちゃんファンの私としては

彼女のナビをどうしても聴きたくて。

 

 

杏ちゃん、TBS「世界遺産」

のナレーションもされていますから、

正直それとちょっと重なりました笑

 

 

さて、名画たち星

 

今回私の中で強く印象に残った画家が

3人ほどいましてね。

その3名に焦点をあてて

ご紹介させていただけたらと思います気づき

 

キラキラキラキラキラキラ

 

まず1人目、それは

ポール・ゴーガン照れ

 

今回彼の作品は

展示会チラシのメインにもなっています。

 

 

ここで、

 

「あれ?fujikoさんて

ゴーガンは苦手なんじゃなかった?」

と思われた方も

いらっしゃるかもしれませんね。

 

 そうなんですよ〜。

私、好きではありませんでした。

 

ゴーガンといえば南国タヒチ。

タヒチのゴーガンは

眩しいくらいの

強い色彩を放った絵を描くイメージ

↓↓↓

 

こんなのとか、

 

 

こんなのとか。

 

 

しかも現地の少女の裸ばかり

描くイメージがあって、

いつどの展覧会においても私、

見るに堪えられず・・。

彼の作品は素通りして来たのです。

 

しかし、ブルターニュにおいての彼は

全体的に淡い色合いキョロキョロ

それが 本当に素敵で、

 

 
こんな牧歌的な絵も描くんだぁ~とか、
 

 

男も描くんだ〜とか、

 

 

みんな、服をちゃんと着ているな~

とかニヤニヤ

 

 

あまりにも

タヒチのゴーガンとは違っていたので、

それはもうそれだけで

私の中で新たなトキメキとなって

残ったのでした恋の矢

 

 


ただ、こちらの作品を目にした時、

おや?

と思ったのは私だけではないでしょう。

 

 

 ブルターニュに滞在した末期の作品で

「ブルターニュの農婦たち」

という作品なのですが、

 

”タヒチへの思いが断ち切れない様子が

2人の女性にあらわれている”と、

音声ガイドが教えてくれまして・・。

 

 

うん、確かに汗うさぎ

タヒチでよく描いていた女性を

感じさせる。。。表情とか顔つきとか。

(裸ではないけど)

 

 

そしてこれを描いたすぐ後、

なんとゴーガンは

タヒチへと旅立ったそうですよ煽り

 

やはり彼はブルターニュではなく

南太平洋がお好みだったのだわロケット

 

どうぞどうぞむかつき

タヒチでも何処でも行ってしまえピリピリ

と、

何故か不貞腐れた私がおりました凝視

 

 キラキラキラキラキラキラ

 

さて。

そんな浮気者(?)のゴーガンは

置いといて、

 

次に素敵だなと思ったのが、

 

アルフォンス・ミュシャちゅーラブラブ

 

正直ミュシャの作品は

あまり観たことがなかったのですが、

今回みればみるほど好きになったかもラブラブ

 

 

表情が美しいおねがい

 

 

また彼は

お菓子のパッケージデザインも

していたとかで、

その展示もありました。

 

写真撮影不可だったため写真はありませんが、

今回お土産でそのデザインのお菓子を購入。

ブログの一番最後に載せてますので

是非ご覧くださいね。

 

 キラキラキラキラキラキラ

 

そして最後の1人は、

ブルターニュに別荘を構えるほどに

その風土に深く共感していたという画家、

 

 モーリス・ドニ

 

私、今回ピカイチのお人ですラブ

 

 

土地を神話の世界のようにとらえた作品は

とても華やかで賑やかで

どれをとっても楽しそうな雰囲気が

伝わります。

 

「花飾りの船」

 

 

よじ登ろうとしている手前の男子は

ドニの息子。

パパを見てますね照れ

 

浮世絵が流行ったりなど

ジャポニズムの研究も盛んな時代だったらしく、

日の丸の旗が描かれているのは

ドニなりの配慮だそう。

日本左のほう、わかるかな?)

 

ちなみに花飾りの船に使われている花は

何だと思います?

 

紫陽花なんですよ照れ

ちょっぴり季節感。

 

 

「水浴」

 

 

船の上の女性が着ているのは

当時流行した水着だとか👙

 

 

「若い母」

 

 

 幸せそう愛

でも実は辛いこともあったのだ、という

エピソードもありました。

 

 

 キラキラキラキラキラキラ

 

お土産はちょっと奮発してしまった笑ううさぎ

 

 

缶のデザインはミュシャ。

最初にも書きましたが、

お菓子のパッケージデザインを

した時のもの。

ミュシャのイメージとは少し違いますが、

そのデザインが可愛いくて

思わず買ってしまった照れ

 

中身はドラジェでした。

 

 

 

ポストカードも。

 

 

 

 いやぁ、良い展覧会だったなぁ。
土地に焦点を当てた展覧会、好きかも。
旅した気分になれますね。
 
ブルターニュ、 
いつか行きたいなー音符ブルー音符
 
 
 キラキラキラキラキラキラ
 
次回はこちらのトーハクを予定しています。
ポスターをパチリ。
 
古代メキシコ展

 

 

人気ブロガーさんの記事と、

雑誌「時空旅人」を読んで

ちょっと気になっている展覧会ですグッ