人間の根源的な感情、
”愛”

 

パリのルーブル美術館の

膨大なコレクションから厳選された

”愛”がテーマの絵画が70点あまり、

国立新美術館に大集結ビックリマーク

 

ということで、

とても楽しみにしていたこの展覧会!!


いそいそと美術館のある乃木坂まで

行って参りましたお願い

 

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こちらへはちょうど1年前に、

確か「メトロポリタン美術館展」を

観に来た記憶あり。

 

あの時はエントランス付近の桜が

とても綺麗に咲いていて、

この美しい曲線美の建物を

引き立てておりましたが、

 

この日は残念、桜はすでに散っていて

しかし今度はつつじが

その役目を担っておりましたちょうちょ

 

 

さて。

「ルーブル美術館展 

愛を描く」

 

 

 

いつものように音声ガイドを借り

いざパリの香り漂う

至極のアートのもとへ。

 

“愛”と一言でいっても

様々な愛の形がありますよね。

 

今回の展覧会は

西洋社会における様々な愛の概念が

テーマ別に展示されていました。

 

古代の神々の愛、

キリスト教の愛、

恋人たち、家族の愛、

官能の愛、

悲劇の愛 etc.

 

時代は16世紀から19世紀半ばまで、

ヨーロッパ各国の主要画家の名画による

多様な愛の表現がここにありました。

 

ではでは、

 

レッツゴールンルン

(古っぶー

 

 

キラキラキラキラキラキラ

 

まず、古代神々や精霊たちの愛。

 

いきなりですが、

彼らにおいては少々呆れました驚き

 

全裸の可愛いニンフの寝姿に、

好色な半人半獣の精霊サテュロスが

忍び寄り‥

まさに狙われる無垢の愛不安

 

「ニンフとサテュロス」

 

勝手に近寄って、何してくれんの?

って感じよね無気力

 

 

 

他に

愛は椋奪するものと

言わんばかりのものもあってガーン

 

北風の神ボアレスは実力行使

叶わぬ恋のお相手

王女オレイテュイアを連れ去る。

 

「オレイテュイアを椋奪するボレアス」

 

北風の神、白髪だし

相当な爺さんなんじゃないの?

まだまだ現役?ある意味すごいわー。

筋肉ムキムキだし。

 

と思ったら、

ボアレスは北風と冬の象徴の神なので

あえて白髪なのだそう。

 

なーんだ・・目

 

 

キラキラキラキラキラキラ

 

 

お次は16世紀末イタリアの叙事詩

「エルサレム解放」に

登場するというこのお2人・・・。

 

騎士のリナルドに恋をした

魔女のアルミーダ

 

なんと、

彼を誘拐してしまいました・・滝汗

 

「リナルドとアルミーダ」

 

ちなみに誘拐されたリナルドは

誘惑に負けて

結局は剣を捨ててしまったのよ・・ニヤニヤ

 

でもね、魔女のアルミーダって

すっごく美しいの!

 

 

下にいるのがリナルドだけど、

これだけ美しい魔女に誘惑されたらねぇねー

 

絵画の至る所で

キューピッドが飛んだり

じゃれあったりしているのは

愛の証。

 

戦士リナルド、

愛に呆けていらっしゃいます恋の矢


 

キラキラキラキラキラキラ

 

そして、

お次は私が思うところの

衝撃の問題作を2点ほど爆弾爆弾爆弾


 

 

まずはこちらニヤニヤ

 

フラゴナール作

「かんぬき」

 

 

今回の展覧会でメイン作品のひとつ。

 

男に激しく抱き寄せられた貴婦人は、

抗う仕草を見せながらも

身をゆだねるようにも見える。

 

いやよいやよも好きのうち~はてなマーク

 

青年はかんぬきをかけ、

この部屋に誰も入れないよう

扉を閉め・・・。

 

ロココ時代によくある

貴族の戯れの一幕なのか、

それとも二人は

人目を忍ぶ恋人同士なのかはてなマーク

 

はて、

どちらなのでしょうね目

 

 

 

そしてもう一枚はこちら。

 

ホーホストラーテン作

「部屋履き」

 

 

人物は描かれておりませんが、

ドアの前の脱ぎ散らかされて

いるようにも見える部屋履きが、

この部屋の奥に誰かがいるということを

想像させますね汗うさぎ

 

もしや、ふしだらな情事?

なんとなく昼ドラっぽーいニヤニヤ

 

今回、音声ガイドを担当された

満島ひかりさんが

なかなか意味深な様子で

絵画ストーリーを語られていたのが

印象的でしたメラメラ

 

キラキラキラキラキラキラ

 

なんだかね、全体的に

R指定かPGをつけてもいいと

思うような絵画が

ほんっとに多かったです笑ううさぎ

 

どこのコーナーか忘れてしまいましたが、

結構赤面もので、

私も観覧しながら周りの様子を

伺ってしまうほど

わりと官能的な絵画が

集められた一角がありましてねびっくり

 

今回カップルで来ている若者が

とても多かったのだけど、

 

私と同じペースで歩いて見ていた、

ある一組の大学生?カップルが

いたのね目

 

なんとそのカップル、

だんだん

”アヤシイ雰囲気”になっていくのが

わかったのキスマーク

もちろん特に男子のほう、がねニヤニヤ

 

最初は手をつないで歩いていたのに、

”官能部屋”(勝手に命名)

に来てしばらくした頃には、

彼が彼女の背後に抱きつく姿勢で、


ちょっと・・

おかしな歩き方をしていて・・・笑

 

まぁ、若いしねねー

 

でもまさかうちのお坊ちゃまも

こうやって彼女とラブラブしたり

しているのかなぁ~なんて想像が、

脳裏をかすめ、

微妙な気持ちになったのでした汗うさぎ

 

まぁいいんだけど・・。

 

キラキラキラキラキラキラ
 
すみません、
少し話はそれてしまいましたねニヤニヤ
 

お次は

“親への愛”において、

その表現に驚いてしまった絵画を一点上差し

 

・・・まさに驚愕ものでした・・・爆弾

 

 

こちら、娘と父ですキョロキョロ

 

 

こ、こ、これは一体びっくりマークはてなマーク

 

そう、

 

まさに父が

娘の母乳を飲んでおりますゲロー

 

思わずショックで

呼吸が止まったfujiko驚き

 

・・・この絵は

「ローマの慈愛・シモンとペロ」

といいまして、

ローマ古代史にある

教訓話をテーマとし、描かれたもの。

 

なんと、娘のペロが

罪を犯して飢餓刑に処された父シモンに

獄中で隠れて母乳を与えているんです滝汗

 

なんとしてでも父を助ける!という

娘の”献身的な愛”を描いた

絵画なのだそう。

 

そしてそして、

 

娘に感心した看守により

父は釈放された、

という締めくくりのお話なんですってびっくり

 

これと同じ主題で

あのルーベンスなど

多くの画家が好んで描いているようですが、

 

ちょっと私には

見るに堪えない絵でして、

思わず目をそらして通り過ぎ、

また舞い戻って3秒ほど見て

また立ち去った、という、

 

いわくつきの絵ですゲッソリ

 

キラキラキラキラキラキラ

 

さぁ、いよいよ最後の部屋。


こちらだけ写真撮影可でして、

パチリと一枚だけ

撮って来ちゃいました。

 

今回のメイン中のメイン。

「アモルとプシュケ」

 

 

”アモル”とは、

キューピッドのこと。

ギリシャ神話がテーマの

美しいプシュケとアモルの恋。

 

ピュアな気持ちになりましたキューン

 

キラキラキラキラキラキラ

 

さぁ、何点かご紹介致しましたが、

 

今回の展覧会作品の中で

私はやはりこれが一番かな~と

思ったものがあります。

 

それは

聖家族の”親子愛”

 

イル・サッソフェラート作

「眠れる幼子イエス」

 

 

聖母マリアに抱かれる幼きイエス様。

母の愛は比類なく、尊いものですね照れ

 

 

また今回の展覧会には

子供向けガイドも作成されていまして、

こちらの聖母子は

その表紙にもなっていました指差し

 

 

 やはりジュニアガイドはこれでなきゃ照れ

 

 

R指定ばりの

こんなのはナシよ~ぶちゅー

 

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キラキラキラキラキラキラ


 

帰りは近くにある

東京ミッドタウンをウロウロして、


トシ・ヨロイヅカやら

サダハル・アオキやらの

スイーツショップを

ひやかしながら、

 

結局何も買わずに家路に着きました。


 何故に何も買わず?


それはね、


数々の”愛”のお陰で、


とー--っても

お腹がいっぱいだったのでねちゅー

 

ご馳走様でしたお願い