最近、
ちくま文庫に凝っていますニコニコ

というか、ようやく
積読本に手をつけ始めているのですが、
一年位前に
ちくま文庫の書籍で面白そうなものを
何冊かまとめ買いしていたので、
一冊ずつ手に取ろうかと。

ということで
まず手にしたのがこちら。

遠藤寛子 著
「算法少女」


味わい深い江戸風俗の絵。

これぞ日本の緑というバランスの良い緑色と、

水色の帯の相性も良く。

杏ちゃんの動画で

紹介されていたというのもあるけど、

まさにジャケ買いですチュー


舞台はお江戸。

神田や日本橋付近です。


医師である父親から

算法の手解きを受けていた娘のあきは、

ある日

観音様に奉納された算額に誤りを見つけ

声をあげました。


その出来事を聞き及んだ久留米藩主有馬候は

あきを姫君の算法指南役に

しようとするのですが、

そこで騒動がもちあがります…。


当時、算法にも流派があって

関流と上方流とあったんですが

あきは上方流。

久留米藩主の姫君の指南役に

上方流がつくのは腹立たしいとした

関流の実力者である藤田貞資が

藩主に直談判し、

あきと同じ年頃の関流を学ぶ娘と競わせることを

画策するんですよね。


果たして2人の娘の闘いやいかに?


と、話としてはなんてことない日常の中に

事件や謎を盛り込んだ児童書です。

そう、児童書なんですよ、こちら上差し

だからがゆえ、

時代小説ではありますが

非常に読みやすいです。


それと実は「算法少女」という表題は、

著者の児童文学作家である遠藤さんが

名づけたものではないんです。


安永四年(一七七五)に、

実際に江戸で出版された

和算書の表題なんです。


その和算書は今日では国立国会図書館などに

数冊存在が知られるだけのうえ、

明治維新前に

わが国で女性が関わった唯一の和算書として、

和算の世界ではかなり知られた本。


ただし、遠藤さんの「算法少女」は

それの現代語訳的なものでは決してなく、


和算書の序文に

「ある娘が、

町医者である父の協力を得て著した」

とあったので、

それをもとに和算をめぐる物語として

生まれ変わらせ書かれた

少年少女向け歴史小説なんですよね。


江戸時代にいかに和算が庶民に

広がっていったか、

学ぶことがいかに喜びであったかを

いきいきと描き出された児童書。


お話の中で

あきが子供たちに九九を教えるシーンが

あるのですが、

万葉集が編纂された奈良時代から

九九はあったとあり、

それには驚いてしまいましたびっくり


キラキラキラキラキラキラ


今日は良いお天気で、

ちょっと出かけていました。


ランチは初めてベッカーズバーガーに入り

2種チーズバーガーというのを頂いたのですが、

胡椒の効き方が良く

肉もジューシーですごく美味しかった照れ



バーガーキングが

ここ数年ではお気に入りでしたが、

今度からはコレだな。


ロイヤルミルクティも。



ところでこちらのベッカーズバーガーは

注文はセルフで入力、お会計

というシステムでした。

会計がすんだら

番号を書いたレシートが出てくるので、


受け取り場所でその番号が呼ばれるのを待ち

受け取るというシステム。


びっくりしたのは、

腰の曲がったおばあちゃんが

セルフ注文をしゃんしゃんと

されていたということ。


お会計は現金でされていたけど、

ちょっと驚いてしまったというか

感心してしまった出来事でした拍手