上野。エゴン・シーレ展。
ついに行って参りました
前回は上野に来るも
シーレ展を観覧するほどの時間がなかった為、
断念したんですよね。
そして今回まずは、
ブロ友であるhono*さんのブログにより
エゴン・シーレという人の予習を完了
彼はピカソと同じ時代の人なのですが、
私にとっては全く未開の画家であり
ちょっと知識を入れておきたかったので
有難かったです
(hono*さん、ありがとー!!)
さてさて、今年大注目の展覧会ですよ~。
20世紀初頭のウイーンで大活躍をした
天才画家エゴン・シーレ。
今回はその世界最大のコレクションを誇る
ウィーンのレオポルド美術館より
約50点の作品が来日。
彼は28歳の若さで亡くなっているのですが
1970年代くらいから
爆発的に人気があがったそう。
BS番組「ぶらぶら美術館」情報によれば
彼を好きな有名人には
あのデヴィッド・ボウイがいるそうな。
あとは、
日本で言えば藤井フミヤさんや、
「ジョジョの奇妙な冒険」の漫画家
荒木飛呂彦氏もシーレをお好きだそうで。
シーレとジョジョの画風も似てますね
このように
死後105年たった今でも
多くの人を惹きつけるシーレなわけです
人気の理由は、
28歳で亡くなっているとか、
絵が抜群にうまいとか
(最年少でウィーンの美術アカデミーに合格!)
もあるのですが、
彼自身の”キャラ”が際立っている
ということが大きいそうで、
なんといいますか、
私からしたら理解が・・・
出来かねる・・・
といいますか、
かなり破天荒なキャラなんですよね
いいとこのお嬢さんと結婚したにもかかわらず
元恋人であるワリーに対して
「これからも毎年夏にはバカンスに行こう」
などという”愛人になれ”的な手紙を渡したりね。
ちなみにこちらが奥さんのエーディト。
おぼこい感じのお嬢さん
↓↓↓
そしてこちらが 元恋人のワリー。
シーレに捨てられ、
挙句の果てには
結婚後も付き合いを続けてくれだなんていう
酷い扱いを受けそうになり、
青ざめているように見えますね
↓↓↓
ちなみにワリーの後ろで
不敵な笑みを浮かべているのは
シーレ自身だと言われていますよ。
悲しみにくれるワリーを嘲笑うかのよう
あと、これまたかなりヤバいというか
まずい案件なんですが、
未成年誘拐の疑惑をかけられ
逮捕されたりなどもありました。
他にも
古典的なアカデミーに入学したにもかかわらず
特異な絵を描いて
異端視されたりもしました。
例えばこの絵。
何してんの?この女性・・って思いますよね。
↓↓↓
また、
こんな感じで裸体も描いちゃうから、
かなり赤裸々でエロティックな裸体が多く
でも、だからが故か、
この方の描く裸体って
ちょっと面白いんですよね
もともと私は女性の裸体画は苦手でしたが
前回観に行ったピカソ展が
裸のオンパレードだったもので、
それを飛ばし見していたら
入館料のもとがとれない!と、
頑張って観覧したという経緯がありまして。
そしたら慣れちゃいましてね、ハダカに
そこにきて今回のシーレの描く裸体…。
面白ー--いとまで
思うようになってしまい
例えばこれなんか、
カッコ良くないですか
↓↓↓
腰のくねりのセクシーさの中に
引き締まった肉付きもあり
女性の逞しさが垣間見える。
いいわぁ
そしてこちらは男性ですが、
やはりポーズがユニーク。
あとそうだそうだ
ブロ友さんに是非とも”背中”を観て来てねと
言われていたのでした!
ということで、
こんなような絵画がたくさんありました。
これから行かれる方、お楽しみに
あとね、意外や意外、
彼のような人間でも・・・って言ったら
失礼かもしれませんが、
素敵な風景画も描くの
風景画は撮影可ブースにありましたので
パチリと撮って来ちゃいましたが、
こちらは母親の故郷であるクルマウの風景。
シーレはこの地を何度も訪れるくらい
気に入っていたようです。
「ドナウ川とシュタイン」
いづれも
おとぎ話に出てくるような風景画ですよね
スペイン風邪にて
28歳でこの世を去ったシーレ。
死の床でのお写真も展示されていましたが、
それがまたポーズを決め込んでいるように
美しいお写真で
不謹慎かもしれませんが、
自ら狙って撮影させたに違いないと思うのは
きっと私だけではないでしょう・・。
自分へのお土産は2点。
右の「走る女」が
今回の展示の中で一番好き。
素晴らしい躍動感
私もこうありたい!と願いつつ。
上野はまだ桜は咲いていませんでした。
近々また行く予定があるので、
その時は満開でありますように・・・。
たまにはこんな曲もいかがかな?
と思って