先日、カーラジオFM、J-WAVEにて
西加奈子さんのエッセイ
「ごはんぐるり」についてやっていて、
すぐに読みたいと思った。
 
これは得たりニヤリだ。
たまたま我が家の積読本の中にあったのです。

それに、長らく積読本には
手を付けていなかったので
ついにその山を崩せる!
ということもあり、
ニヤニヤする私もいるグラサン
 
ということで
昨日はその本を持ってスタバに籠りました。
 

 

西加奈子さん。

 

「舞台」「美しい人」は読了しましたが、

直木賞受賞作の「サラバ」は

なんやかんやあって

上・中・下巻のどこか途中で挫折をし、

そしてアイデンティティがテーマの「i」は

積読本のまま放置の状態。

 

でも今回のこのエッセイを読んで、

挫折した「サラバ」に再チャレンジしよう!

「i」もすぐに読まなきゃ!

と思うほどに

エッセイは最高だったし、

何より西加奈子さんという人に

興味を持ってしまった照れ

 

面白そうな方。

テヘラン生まれでいらっしゃるけど

関西人なんですねー、彼女。

 

エッセイには海外育ちだからこそ見えてくる

各国の食文化についてや、

涙もののゲテモノ食の話、

 

大阪おばちゃんの”アメちゃん”話、

 

アルバイト先で賄い料理を任された際

肉じゃがに

バターを隠し味に入れていたという

あまりあり得ない話、

 

蒲鉾をほおばる時の板の香り、

レストランにおいて

食事メニューの選び方など


幅広いネタで書かれていました。

 

すべての章において共感と

興味、爆笑しかなかったな〜音譜

視点も面白い。

 

タイトルも「ごはんぐるり」だけあって

もちろん

食にまつわるエッセイなのだけど、

西さんは高校生の頃

アメリカ文学に凝っていて、

文中に登場する未知なる食べ物描写から

想像力を膨らまされていたらしい。

 

これ、私も全く同じでした照れ

 

ヌガーとかグレイヴィーとか

タフィとか!

当時そんなものは日本には販売されておらず、

(知らなかっただけかもしれないが)

わからないものはネットですぐに

調べられる環境もない。

 

パンプディングでさえも

パンのプリンなの?

一体どんなもの?

なんて思っていたと思います。

 

また、実際に食べるより

文字で描き出される食べ物を読んでいる方が

おいしい気がするとか、

バターも”バタァ”って書いてあると

より濃厚な感じがするというくだり、

それにも共感スター

 

あと、こちらのエッセイには

西加奈子さんが実際に読まれ、

食に関するエピソードや思い出に残る著書が

いくつか登場します。

 

出てくるたびにそれをメモメモ鉛筆

その中で

とりあえず真っ先に読みたいのは、

高校生の頃に読んで今も大事にとってある

サリンジャーかなウインク

 

最後になりますが、

「旅の悪食」という章においての西さんは、

我が家の娘かと勘違いしてしまうほど

娘にそっくりだったということだけ

書いておきます。

いや、その章だけではなかったかも。

読めば読むほど、うちの中2娘だった!!

もう笑ってしまいました驚き

恐るべし西さんアセアセ1977年生まれ!!

 

 

さて。今日は節分節分

 

そういえば

恵方巻きの話もエッセイにありました。


我が家は手作りの年もあれば

購入する年もある。


しかし作るか買うか

今日は悩むまでもないかな。

 

こんな素敵な食のエッセイに

出会ったばかりだし、

 

恵方巻き、今年はもちろん作りますウインク



 

 たぶん。。。