読書は
小川糸 著
「たそがれビール」
糸さんの著書で
「ライオンのおやつ」は
読んだことがあるのですが、
実は彼女のエッセイは私、初めてなんです。
小説も多く出されていますが、
今回のような日記エッセイも数多くあり、
こちらは今から10年くらい前の日記でした。
ちょうど東日本大震災後のあたりかな。
サッカーワールドカップ、
なでしこジャパンの優勝など
その年にあった出来事に触れられていたので、
私にもあの年はこんなことがあったなぁなどと
懐かしく思い出に浸りながら
読むことが出来ました。
ほんわかとした毎日を
丁寧に暮らされている糸さんですが、
たまにデモ活動参加の話や、
車社会においての話、
滞在先のドイツ・ベルリンと
日本を比べての話などを書かれ、
結構辛辣だったりします。
それに対して
もっともだしご立派な考え方だわ
と思いながらも、
若干不快に感じてしまった部分もあるのは確かかも。
でもそれはたぶん、
10年も前のエッセイを
私が今読んでいるからかな?とも。
多分、タイムリーに
このエッセイに出会って読んでいれば
共感の嵐だったと思います。
ということでお次は最近に書かれた
エッセイを読んでみようかな?とも思うし、
もういいかな~とも思うし。
少々ひねくれた自分がおります。
でも、小説「ライオンのおやつ」が
とても素晴らしかったので
糸さんのエッセイは我が家にあと2冊ほど
購入してあるんですよね。
疲れた心に丁度良い文体の日記。
読みやすく、たまに・・をのぞけば
穏やかな気持ちになれるのは事実なので、
やっぱり読み切ってしまおうかな、2冊