続々とふるさと納税返礼品が届いていますハートのバルーン
雲丹、タラバガニ、ズワイガニ、
牛肉、うなぎ…

食材の主役級のものが
毎週のようにいただけて、
年末って、なんてパラダイス乙女のトキメキ
 

 

つい先日は鹿児島からすき焼き用のお肉が
届いたので、
明日はすき焼きにしたいと思います照れ
 
 
さて。
今日は年内ラストのランチ会がありましたが
約束の時間までまだ少々あったので、
車の中で読書をしていました。
 
近藤史恵 著
「みかんとひよどり」

 

 

 

近藤さんの著書は

とても穏やかにページが進むものが多いので、

最近とてもお気に入りです照れ

 

先日ブログに書いた

「ときどき旅に出るカフェ」には

世界各国のお菓子やお料理が登場し、

未知のお菓子やその甘さの想像で

とっても”おいしい気持ち”に

させていただけたのですが、

 

今回のこちらの著書には

多くのジビエ料理が登場するんです目

タイトルにある”ひよどり”もそうですね。

 

舞台は京都。

洛北にあるフレンチレストラン・マレー。

雇われシェフの亮二は

猟に入った山で無愛想な猟師・大高と出会う。

以前からジビエ料理を出したいと

思っていた亮二は、

大高から野鳥や鹿などを仕入れることを

思いつく。

だが何故か大高の周りで

不可解な事件が起き始め…。

 

近藤さんの著書ならではの、

ミステリーをスパイスに

少しだけ入れ込んだ物語。

 

あくまでも主役はお料理、食材ドキドキ

鹿、猪、鴨、

読み終わってみれば、

ジビエ料理に詳しくなった自分がいる

 

コケモモソースを添えた鹿のロースト、

他にもラードで鹿肉を包み焼きし

ベリーソースと合わせてみたり、

小鴨のソテーはナイフを入れると

切り口が薔薇色でサルミソースと共に…などと、

 

数々のジビエ料理に

もー、想像だけで

パンが何切もいただけますっちゅー

 

あと大変なんだなと思ったことは、

解体作業について。

野生のものなのでウイルスや寄生虫、

マダニなどからの感染に注意したり

衛生管理などもね。

感染を防ぐための

ジビエ解体専門の車もあるみたい。

 

私も知識を広く持っているわけでは

ありませんが、

食材の究極、ジビエを知ったということで

少し博学な自分になったみたいで

そんな私に少しトキメいたかも乙女のトキメキ

 

た・ん・じゅ・んニヤリ

 

ただし、

狩猟に対する嫌悪感が

あるところにはありますよね。

いくら生態系を守るため

作物被害をなくすための狩猟と言っても、

過激な形で反対運動を

繰り広げる方々がいらっしゃるのは事実ですね。

 

私はその命をちゃんとした形で、

自然からの恵みとして有り難く

いただくのであれば賛成です。

害獣としてただ焼却されるだけの命にならぬよう、

大事に大事にいただかなければ

ならないと思います。

 

 

ところで日本では、

11月~2月くらいまで狩猟が解禁となり、

ジビエのシーズンとなっているそうな。

昔はジビエにあまり

馴染みのない日本でしたが、

最近ではファンも多く、ワインにも合うため、

グルメ好きにはたまらない人気の高い食材だそう。

 

鴨肉等はわりとお手軽にいただけますが、

それ以外で私にとってのジビエ初体験は、

イノシシ肉を使う牡丹鍋かなうーん

 

学生時代バイトの送別会で

アルバイト先のマスターが、

ご馳走してくれたことがあったのです。

 

柔らかい中にも歯ごたえありのシシ肉は

豚肉よりたんぱくで脂身が少なく、

とても味わい深いお肉だったという記憶あり。

しかも確かマスターの知り合いの猟師が

京都の山奥で捕ってきたイノシシだと

言っていたなうーん

小説も京都が舞台なのでそれと重なりました。

 

その後にも何度か牡丹鍋は頂きましたが、

脂身は少ないし

今のアラフィフな私にこそ

いいのではないかな?

お味噌の味付けで、

具材もゴボウやニンジン、

大根などの根菜もたっぷり入れて、

とても力強く豪快な鍋料理。

活力をいただけること間違いなし!の

お料理ですね。

 

あとは昔イタリアンレストランで

パッパルデッレを食べた時のクリームソースに

猪肉が使われていたような…。

鹿肉や熊肉も北海道でいただいたかな〜。

兎も確かどこかで。


ただね、

野鳥は私、

あまりいただいたことがないかも目

まさにこの小説タイトルにある

”ひよどり”とかなんですが。

 

昔、フレンチをご一緒した上司のご夫婦が

メインにヤマシギ(だったかな?)を

オーダーされていて、

うわ〜…と思った記憶があります。

 

まだ20代前半だった私は

野鳥というか、

小鳥をいただくということが、

気味悪いものでしかなかったのかもしれません。

小鳥、実家にいた頃

飼っていましたしねニヤニヤ

 

でも今はめちゃくちゃ興味ありスター

これまでいただく機会もあったのに

選択肢になかったことを

後悔しているほどです泣くうさぎ

 

ということで、

タイトルにある”ひよどり”が

どんなお料理となって登場するのか?

みかんはソースに使うのかな?

なんて、

ちょっと生唾込み上げながら読みましたお願い

 

色々落ち着いたら

野鳥のジビエ料理がいただけるレストランへ

足を運んでみたいな目がハート

 

いや、ほんとに面白いというか

興味深い小説でした。

雇われシェフの亮二がシェフとして

成長する様も含めてです。


あとの解説までしっかり読みましたが、

読み終えて

今まで以上にあらゆる自然の恵みに

感謝しなければいけないな、と

切に思ったし、

ジビエを扱うシェフの

一皿に込められた思いもちゃんと汲みながら、

丁寧にいただこうと思ったのでした

 

続編、出ないかな〜照れ

 

 

キラキラキラキラキラキラ