続きです
ピカソに触れ
少しは見方も理解でき、
ピカソのごとく
私まで天才に近づけたような錯覚に
陥ったところで、
お次は
パウル・クレー作品へと移りましょう
このドイツ国籍でスイス出身の画家さん、
私は全く存ぜずの方でしたが、
ベルクグリューン美術館においては
ピカソと並ぶほどの柱なんだそう
「夢の都市」
幻想的な世界。
音楽家の家に生まれた彼ならではの世界観
パイプオルガンなどで奏でられる
バッハのフーガが、
ゆらゆらと聴こえて来るようです
キュビスムでもあるらしいです。
（またもやキタキター！キュビスム！）
クレーはピカソに強い関心を
持っていたらしいので、
その影響なんですかねぇ。
またクレー作品は
主題がとっても面白いの
「封印された女」
「口数の少ない倹約家」
「イレーネが成長した時のための象形碑文」
など、
タイトルも面白い。
ただこれ、
なんかヤバい
「少女たちの光景」
少女たちの闇を描いたのかしら
ゾゾっとしました。
他、児童書にあるような
和田誠さんのイラストを
思い起こさせるような絵もあって、
これまた興味深く堪能させていただきました
いやぁ、ピカソも良かったけど
クレーもかなり好きだなぁ
展示数も多かったです。
彼の名前、覚えておこう。
さて、お次はアンリ・マティス。
ベルクグリューン氏が
「現代フランスの最も偉大な画家」
と称賛したという彼。
これなんか、我が家みたいで気に入ったなぁｗ
「家に住まう沈黙」
他に、
「ハサミは鉛筆以上に線描の感覚をものにできる」
とマティスは言っていたとかで、
切り絵なんかも制作していたみたいですね。
「雑誌ヴェルヴの表紙図案」
他にも美しい曲線美の切り絵や絵画が
多数ありました
最後になりましたが
アルベルト・ジャコメッティも。
彼は画家であり彫刻家でもありました。
これ以上削れないという究極の人体を表現した人で
無駄なものをギリギリまで削ぎ落した
ほっそ〜い人体彫刻を作り出した、と。
「ヴェネツィアの女 Ⅳ」
「広場」
そして、
ほんとのほんとに最後、
会場出口付近には
ピカソの晩年（1970年あたり）に描かれた
絵画2点が
どーんと展示
晩年のピカソは
エロスのおおらかな表現をますます自由に
追求したということなので、
そんな作品でした
タイトルは
「男と女」「闘牛士と裸婦」
モチーフはタイトル通り
男とか女とか闘牛士とか裸婦とかだったんだけど、
やっぱりそれらはキュビスム三昧な仕上がり！
そして、エロス
fujiko、悩みまくりで
ジ・エンドとなりましたが、
自分なりの解釈で
理解できた、と思う・・・
いづれにせよ色彩があざやかで、
キュビスムで、
これぞピカソ！！という
締め括りとなっていましたよ
自分へのお土産はポストカード。
好みの絵は別にありましたが、
自宅トイレに飾りたかったので
そこに似合いそうなものを
選んできました。
もちろんドラ・マールも
図録も買って来れば良かったな。
家でもう一回ピカソを見て、
悩みたい
ピカソはある意味サディストですわ。
おしまい
