というのは
昨年までのハナシ
実は・・・
今年はそうはいかなかったのでした
何故なら義母は少しずつ、
少しずつ、
少しずーつ、
年老いてきているのです
手がね、
だんだんいうことが利かなくなっていて
包丁を使うのが困難になっているの。
黒豆を煮たり、
栗きんとんを作るくらいはなんとか一人で
できたようなのですが、
毎年私が楽しみにしていた
大根の酢の物とお煮しめは、
今年はテーブルにありませんでした。
そうか、
お野菜の皮を剥くのも
難しくなってきているのか・・・
手がだんだん不自由になってきた
というのは義母本人から聞いて
知っていたのですが、
そこまでではないと思っていたので、
曖昧に聞き流していたんですよね・・。
しかしここで現実を突きつけられ
若干動悸が激しくなった私・・・。
お雑煮のお手伝いを
慌ててさせていただく運びになりました。
焼いてあったお餅を器に入れ、
なんとか義母が切ったと思われる”なると”や
かいわれ大根、
小松菜などを丁寧に載せて
柚子の皮を削って香りをつけ
机に運ぶ・・・
まぁ、嫁なんだし
それくらい普通にやるだろーーーと
言われてしまいそうですが、
今まですべてお任せして来たので
いざ私もやらなきゃだなんて
ちょっとシュンとしてしまいました
甘えているわけではありません。
こうやって義母も弱っていくんだ…
ということを突きつけられたようで
悲しくなってしまったのです。
いつまでも同じではありませんね。
日本女性の平均寿命は86.6歳と
世界一を誇っている現状ではありますが、
”老い”は四十肩や閉経、更年期を経て
徐々に徐々に進んで行き、
少しづつ体の変化を受け入れることに慣れて
できなくなっていく自分を
認めていくのでしょうね。
でもこれってものすごい精神的な成長を
遂げることになりますよね
その命尽きるまで人間成長し
やがては仏様になっていくわけです。
そのうち
このお雑煮も
私が味付けから
全てやらなければいけない日が
やってくるでしょう。
なんて、
私が新年からこんなことを思ったことを
主人は気付いているのかな。
母親の変化には
もちろん徐々に気付いているかもしれないけれど、
「女が包丁を使えなくなる」
ということがどういうことか、
そこが今後のサポートが要か否かの
大きな境目になるということに
気付いているのだろうか。
きっと何分もかけて
やっとこさ義母が切ったと思われる
お雑煮に乗った”なると”が
不揃いでガタガタしているということに
主人は気付いただろうか。
(私はそれを見た瞬間血が凍ったけどね)
今年、
「fujikoの介護日記」なるものが
スタートするかもしれませんよ、皆さん・・
(きゃぁっ
すでにブログテーマが”介護”よぉ)
ところで今朝は早くから
近所の神社へ初詣に行って参りました。
息子の受験もそうですが、
義母の健康について長めに祈りを捧げた
献身的な(?)嫁fujikoなのでした・・・。