「星の流れに」という曲があります。戦後すぐに菊池章子さんという方が歌われました。戦後、生活苦のために身を売らざるを得なかった女性たちの心を歌った歌です。この曲は圭子さんと深くゆかりのある曲です。デビュー前に、後に圭子さんのデビュー曲や多くのヒット曲の作詞をされる作詞家の石坂まさをさんの前でこの曲を歌い、デビューが決まったと言われています。
ただ、その当時、圭子さんは17歳位。このような内容の曲を歌って周りの人々に衝撃を与えるとは、どれだけ大人びていたのかと・・・。デビュー直後のアルバム「新宿の女」でもこの曲を歌っておられますが、本当に人生を重ねた女の哀しみを見事に表現されています。このアルバムはCD化されていますので、ぜひ聴いてみてください。