我々、生産スケジューラ屋さんは、顧客の基幹システム 生産管理システムやERPシステムの立ち上がりを待つケースが多い。生産スケジューラはそれらシステムがマスタデータ(品目マスタ・部品表・工程マスタなど)やトランザクションデータ(製造実績や理論在庫データ)をもらわなければならないからだ。先日、インドネシアのお客様をご訪問した時に(実際このお客様は生産スケジューラの導入を決定しているが、当社は1年以上待たされている)、お客様からは、「現在生産管理システムのデータ精度を100%にすべく努力している」との回答をいただいた。これは現実的なのだろうか?アジアの工場では、データ精度をあげるべく繰り返し努力しても、担当者が転職してしまうことにより、その努力が無駄になることが多い。担当者の80%程度の精度で、管理者(比較的会社へのロイヤリティが高い)による修正という運用が現実的ではないだろうか?生産スケジューラの利用も同様だ。100%の生産スケジュールは実現できない。80%のそれでも、従来の計画策定・変更の手間や工数、投入する人数の多さからすれば、画期的な削減が望める。ノンカスタマイズの生産スケジューラを利用することにより、属人性も低くなる。担当がやめても、新規担当者への製品トレーニングにより、システム利用の継続性は保たれる。