未来への想いを形にする 経営思考

未来への想いを形にする 経営思考

経営計画にしるす経営者の言葉から未来は始まります。

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先日、ある経営幹部の方がこんなことを言われていました。


「いや~、聞く耳をもたないのは困りますよ。


ああ言えばこう言うし、こう言えばああ言うし・・・」



このような思いになった経験がある方は結構いるのではないでしょうか。



でも、なぜこの方が言われた言葉を覚えているかというと


その思いに共感したというより、


その言葉の中に、久しぶりに耳にした言葉があったからです。



それは、


「聞く耳」



私の経験では、最近聞かれなくなった言葉のように感じられてなつかしくもありました。



昔、ガンコおやじが奥さんから


「うちの旦那は、まったく聞く耳を持たないんですから・・・」


なんてぼやいていたときに使われていた言葉として


映画の一場面のように記憶に残っています。



この「聞く耳」って言葉



耳は音を探知する器官


音声情報を探知するための器官


だから、耳をわざわざ「聞く耳」と言っているところが


考えてみると面白く、愛嬌をも感じてしまうのです。


他に


「見る目がない」って言葉もありますよね。



「しゃべる口がない」?? これはないかな・・・。



でも、「聞く耳」も「見る目」も


その機能がちゃんと働いているかを言っている言葉ではないということですよね。



「見る目」は本質を捉える目であり、


「聞く耳」は意図や思いを受け止める耳


ということではないでしょうか。


どちらも、その本来の機能とは別のところで


感じ取ることで磨かれていく機能だということ。



でも、そこに情が加わるとややこしくなったりします。


時に、感情が感じる機能を停止させてしまったりするんです。



人という相手がいる「聞く耳」においては特に要注意ですよね。


音声情報だけの機能では、満たされるコミュニケーションは生まれませんから・・・。





10月に入り、一日、月曜日の始まりです。


月初めが一日となる月は、めずらしいなあと思い


カレンダーを見返してみると、今年はこの10月だけでした。


月の始まりと週の始まりが重なると、また気持ちもどこか違ってきますよね。


これも意識の問題なのかもしれませんが、


何を意識するかで心持ちも変わってくるような気がします。


始まりとは、これからの未来を感じられるときだから好きなんですよね。


子どもの頃、夏休みの始まりに


何でもできるぞ! 何しようかな


なんて心を躍らせていた時を思い出すようです。


こんなことをしよう、あんなこともいいかな


なんて・・・。


でも、その雰囲気に心地よく浸っていても願いは実現することはありません。


それをやる、と決めない限りは。


狙いを定めて、行動を起こさなくてはね。


この狙いを定めるということは、できていないことが多いのかもしれません。


逆に狙いが定まれば、自然にそれに向かう行動を起こしているとも言えるでしょう。


狙いが定まらないのは、ぼんやりと眺めているからということもあるでしょうし、


自らその狙いを疑ってしまうこともあるでしょう。


本当にできるかな、とか


できればいいかな、なんていうのも自分で狙いを遠ざけてしまうことです。


身近な材料を引き出して、ああだから、こうだからと狙いを消し去ろうとする人も中にはいます。


でもこういう人は、人に言われて狙う位置に置かれた人であったり、


疑念を持ったままその位置に立った人かもしれません。


狙うとは、自らが立つことを決めてその位置に立たなければ狙うこと自体できないのです。


まず、目を見開いて、穴が開くほど目で射抜く。


到達地点と今が一体となるほどに。


今日やることを紙に書き出したら、書き出したことができた


というのも、この狙いの作用にありそうです。


書き出すことで、自らで的をつくり出しているということ。


書き出した行為を覚えていることが前提ですけどね。



狙わなければ、的は射れない。



的が射れないのは、狙っていないだけのこと。



単に、それだけのことではないでしょうか。



できなかったらその理由を何かのせいにしないこと。


原因は狙わなかっただけの事ですから・・・。



狙える自分になるまでが


誰でもができそうで、できないことなのかもしれませんね。



目標を達成するとは、そういうことではないでしょうか。




みなさん、車はどれぐらいの間隔で買い換えていますか?


以前クルマ屋の経営者と聞いたときには、依然と比べると、買い替えのサイクルが長くなってきていると聞いたことがあります。


私も、振り返ってみると、5年か7年は乗ってから買い換えをしているようです。


特別、車を趣味としているわけではなく、仕事で使うのが主な使い道。


でも、毎日乗っているわけですから、やはりどこか愛着は湧いてきます。


当たり前のように、毎朝車に乗って仕事場に行くことが繰り返されると、買ってからどれだけたったかなんてことは、日ごろ意識することはありません。


車検の知らせを見て、もうそんな時期かと気づくぐらいです。


毎日使っていると、自分では気づかなくても、どこか愛着が生まれてくることはないでしょうか。


しかし、自分が愛着を持っていることを気づくきっかけがなかなかないのかもしれませんね。



最近、クルマ屋さんからダイレクトメールが届きました。


その中に入っていたのは、私が乗っている車がどのように今まで形を変えてきたかがわかるパンフレット。


多くの方に愛されてきた車種でもあるので、それぞれの時代を思い出しながら見ていました。


そしてもう一つ、そのダイレクトメールに入っていたものがあります。


それは、私が車を買った時の新聞です。



未来への想いを形に!何を見るかで明日が変わる。中小企業ための経営者の視点


「もう、こんなに月日がたったの?」 と思うと同時に、


その時は、こんな時代だったんだ・・・と感慨にふけるのでした。



未来への想いを形に!何を見るかで明日が変わる。中小企業ための経営者の視点


その時代(2007年)、安倍内閣の内閣改造で麻生さんが幹事長を受諾。


世界陸上の大阪大会では、男子100メートルではタイソン・ゲイ(米国)が優勝。



そんな時代だったんですね。


今は、首相は民主党の野田さんに変わり、


今回自民党の総裁選に安倍さんが出馬の意向を固めている時。


陸上の男子100メートルでは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が世界一の座についています。



時の流れは、何かに意識を向けないと絶えまなく流れていくもののようです。


使っている物に対する愛着も、時間とともに深まっていくものでしょうから、


気づかないでいることを気づかせてあげることは、そこに何らかの価値をもたらすことになるのかもしれませんね。


また一つ、自分の車に愛着が深まったような感じがするのでした。



時間の流れを気づかせてあげるとしたら、どんなことをしますか?


時の思い出を形にしてあげるとしたら、どんなことをしますか?