◆プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ
○亀田興毅(判定 3―0)内藤大助●(29日、さいたまスーパーアリーナ)
国民的ヒーローが、13年間戦い続けたリングを去る。
内藤は試合後、今後について「全く考えていません。
ゆっくり考えます」と明言を避けたが、すでに家族らには「負けたら引退」
を伝えている。
近く引退の決断を表明する可能性が濃厚だ。
せめぎ合いの中に活路を見いだそうとしたが、興毅に“距離”を支配された。
強引な右フックにも、左ストレートのカウンターを何度も合わされ、
後追いを強いられた。
右目の上は、興毅の左ストレートに切り裂かれ、鼻の左半分は、
倍近くにまで腫れ上がった。
採点については「納得しなきゃ。ただ…悔しいね」。
思った以上のポイント差に疑問もあるようだったが「ジャッジが下した結果だから…」と
何度も自分に言い聞かせた。
5度の防衛戦は、毎試合が背水の陣だった。
「あと1回負けたら引退」。05年10月、2度目の世界挑戦に失敗した際、
真弓夫人(36)と約束を交わした。
長男の亮くん(3)とスタンドから声援を送った真弓夫人は、
涙を見せることなく「判定には納得がいかないけど、
お疲れさまと言いたい」と夫の激闘をねぎらった。
ただ、引退については「悔しいから、またやってもらってもいいかな」
と笑顔も見せた。
故郷の北海道・豊浦町から駆けつけた母・道子さん(67)は「早くから、
『負けたら引退だよ』と言ってました。
負けたらやらなくていい。ホッとしている」と客席から立ち上がり拍手を送った。
41戦目にして、日本人に喫した初めての敗北にも、
内藤は「彼の方が強かった」とひと回り年下の新王者をたたえた。
「国民の期待」を背負って戦い続けた名王者は「期待を裏切り、
情けない」と自分を責めたが、数々の激戦の記憶を国民に残し、
家族の元へと帰る。
◆内藤 大助(ないとう・だいすけ)1974年8月30日、
北海道虻田郡豊浦町生まれ。35歳。
96年10月プロデビュー。98年全日本フライ級新人王。
06年に日本、東洋太平洋フライ級王座の2冠。
07年7月にポンサクレックを破り、世界王者に。同10月に亀田大毅を
相手に初防衛し、人気が沸騰した。
家族は妻と1男。身長163.2センチの右ボクサーファイター。
興毅2階級制覇!「内藤選手、ありがとな」
挑戦者の亀田興毅(23)=亀田=が涙と歓喜の2階級制覇を達成した。
王者・内藤大助(35)=との因縁対決で距離を保ちながらカウンターを
狙う作戦が奏功。3―0の判定で完勝し、弟・大毅(20)の敵を討つとともに
06年8月のWBA世界ライトフライ級王座に続く、2本目の世界ベルトを獲得した。
2階級制覇は、日本ジム所属選手7人目の快挙。
戦績は22勝(14KO)となった。
終了のゴングと同時に勝利を確信した。
コーナーに駆け上がり興毅が両腕を突き上げながら雄たけびを上げる。
勝ち名乗りを受けると、今度は泣いた。
満員の観衆がかすんで見える。
「1本目のベルトはオヤジにささげたけど、2本目のベルトは産んでくれたお母さん
にささげます」と大阪で離れて暮らす母・以智子さんに勝利をささげると、
最後は「どんなもんじゃい!」と絶叫した。
WBAライトフライ級王座を獲得した06年8月の試合後と同じセリフで
勝利に酔いしれた。
完勝だった。
大一番で得意のカウンターがさえ渡った。
序盤から内藤得意の左右フックが届かない絶妙な距離を保ち、
前に出てくると左ストレート、右フックを合わせた。
「前から練習してた」という鋭い踏み込みから放つノーモーションの左は、
2回に内藤の鼻を大きく腫らし、計532発のパンチで最後まで苦しめ続けた。
王者の防衛戦をすべてビデオで研究。
対戦経験のある弟・大毅には動きをまねさせて50ラウンド超えの
スパーリングを積んだ成果だった。
「自分の距離で戦えた。(内藤はパンチを)振ってくるからうまいこと合わせ
ようと思ってた」。
中盤以降は焦る王者をほんろうした。
空間を支配する冷静な試合運びが2本目の世界ベルトを呼び込んだ。
因縁に終止符を打った。
一昨年10月に大毅が反則騒動の末に敗戦。
父・史郎氏がセコンドライセンス停止、大毅も1年間の停止処分を受けた。
バッシングにさらされ、眠れないほどのショックを受け決意した。
「亀田に始まったものは亀田で終わらせないとアカン」。
一家の責任を背負っての出陣。
実力で示す以外に“復権”の方法はないと悟った。
そして完勝。
内藤との因縁が終わった?と聞かれ「そうかな。そうやろうな。
きわどい試合でもなかったしな」。そして敗れた内藤に
「本当にありがとうと言いたい。いい試合ができて感謝してる」とも話した。
悪態をつく必要などない。偽らざる本音だった。
次戦は元正規王者で現暫定王者のポンサクレック(タイ)との対戦が濃厚。
その先には日本人では未到の3階級制覇が待っている。
「1つの通過点。もっともっと練習して、強くならんとな」。
ボクサーとして人間として成長した姿を見せた興毅の夢には、
まだまだ続きがある。
◆亀田 興毅(かめだ・こうき)1986年11月17日、
大阪市西成区生まれ。23歳。11歳でボクシングを始め、
2003年9月に全日本社会人選手権フライ級で優勝。
アマチュア戦績は16勝(12KO・RSC)1敗。
03年12月にグリーンツダジムからプロデビュー。
05年4月に協栄ジムに移籍。同年8月に東洋太平洋フライ級王座を獲得。
06年8月にWBA世界ライトフライ級王座獲得、
初防衛後に返上。ジムとの確執から昨年8月に独立し、
新設された亀田ジムに移籍。
身長165・8センチの左ボクサーファイター。
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