はらはらはらり

はらはらはらり

cqlキャラソンをあれこれ考察してみる。
アフィ・ランキング全切りしてるのでお気軽にごゆっくりどうぞ!

Amebaでブログを始めよう!

バースデーケーキ江澄生日快乐クラッカー

拍手拍手拍手拍手拍手拍手

 

という事で、シリーズ最長作となりました!

記念すべき江澄の誕生日に、

私が調べて思った、

彼の抱える師兄に関しての溢れんばかりの感情や

それを明確に詠い上げてくれたこの歌の総括を

ここに書いていきますね…!

あと少し、最後まで是非お付き合いくださいラブラブ

 

「恨别」
別恨の果てに [恨別]


紫字:歌詞
緑字:日本語字幕訳
藤枝による直訳(意訳)
 

■タイトルに関して

恨别    別恨の果てに [恨別]
直訳すると、「別れを恨む」となるのですが、

そこから少し転じて「別れがたく思う。別離の情。」

となるようです。 (平凡社「普及版 字通」より)

 例文が漢詩の訳だったので、中国由来の言葉なのでしょう。

師兄との双傑の夢を叶えられず、

48話でやっと「言ったよな?」「誰の言葉が答えてみろ」と

詰め寄った末、本人に面と向かって謝ってもらって

一旦の決着をみた江澄。

魏嬰への師兄としての想いを断ち切ったあとに見るものは

どんな景色なのでしょうか。

江澄にとっての「双傑」の夢はずっと

良くも悪くも江澄の核となっていたもので、

それも含めた師兄への想い、

そんな色んなものを断ち切った(断ち切れてしまった)

江澄の後ろ髪を引かれる秀逸なタイトルだと思います。

そしてその情景に「秋」の少しほの寂しい雰囲気は

この曲や江澄にピッタリだと思います。


あと、深読みすぎだと思うのですが、

師姉の名前「厭离(厭離 = 離れるのを厭(いと)う)」に

かけている部分もあるのかな、と。

師姉は歌詞の中では「良い思い出」の中に

まとめられてしまっているけれど、

姉上=タイトル、師兄=歌詞だとしたら、

江澄のすべては本当にこの二人が全てなんだな…と

またホロリとしてしまいました。

ここは本当に私にとっての都合の良い解釈です

(雲夢三姉弟推し)。

 

■総括

この曲の日本語字幕を見て、

「双傑~~!!!」となったのは私だけではないはず…!

そして特筆すべきは、この曲の歌詞は

魏嬰キャラソン”曲尽陈情”と同じ方によって作詞されている

という事です。

一緒に育てば言い回しも使う言葉も似ますよね!?

観音廟で金光瑤に対して

二人が交互に噛み付いていく様が

「二人とも虞夫人の子供!」と

兄弟感がすごかったのを思い出しました。

1番と2番が繋がってる!とか、

キレイな情景から出来事や

心情にシフトしていく感じの構成、

言葉選びの雰囲気が似ていて、

曲尽陈情”を訳していた時を思い出し、

「こんな言い回し、見た気がする…」と

何度も”曲尽陈情”の訳を見返しました。


そして!師兄は「漢文」の歌詞でしたが、

師弟は「書き言葉」の歌詞になっています。

将, 昨日, 依稀, 应が書き言葉で使われる言葉なのですが、

言い回しとかでも書き言葉っぽいニュアンスが

あるのではないかと勝手に思っています。

この曲は江澄が自身の心の内を何処かに

「書き留めた思い」なのかな、と

思うとまた目頭が熱くなります。


また、完全に自己満足の分析ですが、

この曲は「嬰へ短調」、

ラスサビでは「嬰ト短調」へ変調します。

この変調で音がきれいに3度上がるので、

雰囲気も盛り上がるし、

江澄の気持ちも上昇した(昇華された)感じが

表されている気がします。

嬰へ短調は♯3個、嬰ト短調は♯5個です。

ちなみに師兄曲”曲尽陈情”は

嬰へ長調で♯6個の曲です。

同じ「嬰へ」調でも長調と短調に分かれるのが、

師兄弟だけど根っからの性格を表しているようで面白い!

と勝手に盛り上がりました。

そして”恨别”転調後は♯の数が

1個師兄に及ばないのもまた絶妙!

と、勝手にテンション上がりました。

いや、♯が多いからどうとか別に無いんですけどね。

キャラソン制作時点でどこまで狙って作られたのかは判りませんが、

狙ってるならすごい作り込みだし、

狙ってないならそれまたこんな偶然あります!?

ってテンション上がるしで本当に面白かったです。

 

という事で盛り沢山になりました!

最後までお付き合いありがとうございました。

このblogを読み終わった後は是非!

この曲やドラマでより江澄を深堀していってください!

また本記事の感想や「ここ違わんか?」というツッコミ、

次回曲のリクエストもお待ちしてます!

(アメブロのコメント等は受付不可にしてますので

 Twitterかマシュマロまでお願いしますお願い

 

それではまたの機会にお会いしましょうルンルン