そもそも私は雨女だから、休日に晴れることがものすごく少ない。
それでも、たまに嘘みたいにいい天気の日がある。
私がいちばん好きな季節である秋に、雲ひとつない晴天の日が休日に運よく当たる時。
ああ何処かに出掛けたいな、電車でどこか遠くの街へ行ってしまおうか、それとも歩いて近所のサンドイッチ屋さんのたまごサンドを買って公園で食べようか。
そんな気持ちがむくむくと生まれる。
でも、私はそうしない。
晴れの日の休日。
彼氏のベッドの上で毛布にくるまりながら、ぼんやりと外を眺めるのだ。
彼と一緒に住みはじめて半年が経った。
広い2LDKのアパートを借りているため、お互いの自室がある。
しかし、休日になると決まって私は彼のベッドに自分の毛布を運びこみ、ぼんやりと過ごすのだ。
自分の部屋にはお気に入りの家具や雑貨をこだわりの配置で飾り、とても居心地がよい。
それでも何故か、彼の部屋に住み着いてしまう。
秋の晴れた日は、風がとても気持ちいい。
空もとても広い。
それは、わざわざ外に行かなくても感じられる。
窓を少しだけ開けて、ぼんやりと外を眺める。
現実なのか、夢をみているのか、その境目が曖昧になるこの時間がとても好きだ。