心の底がどっしりと思い泥水がたまったような感覚
いつからだったかな その量がふえたり減ったりしながら
バランスをとって
生きていることは 流れていくことにちかい
いまは
空が晴れても 雨がふっても
なんら変化はない
いつだって 影をかんじている 重く暗いこの影にいつのみこまれるのかわからない
だから
一人がいい ここでくらすには 愛すべき人以外うけいれたくない
ひとりがいい
現実をまっすぐみれないのか おもしろくないのか
頭のななめうしろから 自分自身を見下ろすような感覚
自分が話していることに 自分で疑問を持つような感覚
寝ても夢の中で 苦しい思いをしたりするんだ
それでも現実よりはましかと目を閉じる
ながくながく眠ってみて
また 起きては途方に暮れる
泥水の量をはかっては
それとなく 息をひそめて あまり期待しないように
ひたすら 箱の中で帰りを待つように